2007年式DUCATOから2021年式DUCATOに乗り換えて初めて思ったのは「ウルサイ」でした。とにかくエンジン音やロードノイズがひどい。 静音化と同時に快適化も進めます。
今回の主役はシンサレート。
車内を静かにするために3Mのシンサレートを購入しました。左右のドア、スライドドア、リアドアなど広範囲に施工するために5メートルの商品を購入しました。 最終的には少し足りませんでしたけれども。

幅1.52メートル、長さ5メートルの巻物です。 さすがにどこに置いても作業のじゃま。

シンサレートを購入した理由はGoogle Geminiに走行時の騒音データを読み込ませ、静音化についてどうしたら良いか?の回答を得て決めました。 回答はコチラ。
「人間の耳は2k〜4kHz付近の音に対して最も敏感(過敏)です。 ディーゼルエンジンの特有の「カラカラ」という燃焼音や、補機類の金属的な高周波ノイズはこの帯域に集中していて、グラフの2kHz付近の突出した刺さる音がディーゼル特有のノイズとして耳障りとなっている」

シンサレートは空気層を作ることで吸音や断熱に対応する商品です。 今回購入したのは、なんちゃってシンサレートではなくスリーエムの製品です。 シンサレートは高周波(1kHz以上)を低減させます。

フロントドア
基本的なデザインは2007年式Ducatoと変わりませんが固定方法やポケットの形状が変わってます。 室内がうるさい原因の一つがドアトリム面積の少なさ。 ドア全体を覆うタイプに変わらないのは商用車だからか?

ここは変わらず。 2007年式バーストナーの時はツメを折っちゃいました。 ツメを折らないように気をつけましょう。

この青いツメ2個にも注意です。これと複数のネジで固定されています。 この内張にもシンサレートを貼りました。

ドア内部のサービスホールカバーはビニールではなくスポンジみたいなタイプ。

サービスホールカバーをはずして制振シートを貼りまくる前の状態。 ホルツのシリコンリムーバで脱脂してからAmazonの制振シートを貼り付けていきます。 制振シートで低周波ロードノイズやエンジン音のこもり対策 (125Hz〜250Hz)を低減させます。

パワーウインドモータや配線を避けて制振シートを貼っていきます。

パワーウインドユニットです。画像はebayからの借りものです。

スライドドア
スライドドアの中も写真のような断熱材が差し込まれてる感じ。 あまりに頼りないのでAmazonベーシックの制振シートを貼り、シンサレートを詰め込みます。

リアドア
リアの観音ドアの中も同じ。 断熱材が差し込まれているだけなのでAmazonベーシックの制振シートを貼り、シンサレートを詰め込みます。

静音化がんばる
Ducatoを知らない方には「ヨーロッパでは日本で言うところのハイエースくらいメジャーな車でいろいろバリエーションあります。」と説明することでイメージできるようです。 FRAMEさんの動画でも分かる通り、Ducatoは運転席・助手席の後ろまでで完結している車なのでいろいろなバリエーション展開が可能です。 (おもしろいです。見てください)
そんなDucatoはヨーロッパの考え方もあって安全装置、環境保護機能は高いですが室内の静音性は厳しい。 私が耳が悪いのもありますが運転席と助手席で会話するのもたいへん…
フロントドアには断熱材は入っていないので断熱材云々の部分はスライドドアとリアドアに関してです。
1. 制振材(振動抑制)の追加
低周波ノイズ(125Hz〜250Hz)の原因である鉄板の振動を抑えることが最優先です。
- 製品: Amazonベーシック 防音シート(制振材)または高性能なレアルシルトなど
- 施工箇所:
- ドアのアウターパネル(外側の鉄板)の裏。
- 既存の断熱材を剥がさずに、アクセスできる鉄板の広い面や響く箇所に制振材を圧着して貼ります。
- ドアのサービスホール(メンテナンス用の穴)を塞いでいるパネルなど、振動しやすい箇所に重点的に貼ることで、低周波の共振を大幅に抑制できます。
2. 遮音材(透過音ブロック)の追加
断熱材は吸音(音のエネルギーを吸収)は得意ですが、重量がないため**遮音(音の透過を防ぐ)**は苦手です。遮音材を追加することで、低周波から高周波まで音の侵入をブロックします。
- 製品: エーモン ロードノイズ低減マット(遮音機能を持つもの)や高比重遮音シート。
- 施工箇所:
- ドア内張りの裏側の広い面積に貼り付けます。
- 制振材 → 断熱材 → 遮音材 → 内張り の順番で層を構成することで、ノイズを段階的に減衰させます。
3. 隙間対策(ノイズ侵入経路の遮断)
スライドドアは特にドアとボディの隙間が多く、ここから高周波の**風切り音(1kHz以上)**や外部の騒音が直接侵入します。
4.結果
2kHzの「刺さる音」と周辺の帯域(1kHzや4kHz)が改善されました。 また中低域(128Hzから512Hz)の有の「ガラガラ」という低いノイズも抑えられました。

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