前回の記事では、DELTA Pro+Renogyのダブル運用でも約2000Wh・5時間分足りないという結論でした。今回はその対策として選んだ「400Wソーラーパネルをもう1枚追加」が、実際にどこまで効果があったのかを検証します。天候は不安定な曇り予報、果たして24時間エアコン稼働は守れるのか?
EcoFlow 400Wソーラーパネルが2枚、そして38kgという代償
天気予報の最高気温が30度を超える名古屋でのイベント参加直前に、EF DELTA製EcoFlow 400Wソーラーパネルを追加購入しました。1個でもなかなかの大きさと重さですが、2個だとそりゃもう大変です。3キロはケースの重さなので、ソーラーパネル16キロとの合計は1個19キロ。それが2個で合計38キロになります。

1年前の実験でソーラー1枚では24時間エアコン稼働が厳しいことは実証済みです。

全長6.9mのキャンピングカーですが、巨大なバンクベッドがあるモデルのため屋根には平らな部分が少なめです。それでも屋根の突起を減らしたことで、400Wソーラーパネル2枚を載せられるようになりました。16キロのソーラーパネルを屋根の高さ3メートルまで運ばないといけませんから、筋トレは必須です。成功はしましたが、決して軽い代償ではありません。

16キロを3メートルへ!

最初に購入したEcoFlowはDELTA Proと400Wソーラーパネルのセットでした。
<PR>
400W+400W 曇天下での発電実測
到着1日目。1日を通して曇りの天気予報です。当然ですが曇りだと発電量が落ちます。

朝8時24分。
朝8時24分。エアコン稼働中で322W消費している一方、ソーラーの発電量は374Wと消費を上回っている状態です。400Wソーラー2枚で374Wですから、1枚あたり187Wの計算です。

太陽が雲から顔を出すと607Wの発電。エアコンの消費電力が514Wに増えていても問題ありません。夕方16時頃には予想外の高架の影がソーラーパネルにかかり、467W消費に対して263Wまで発電量が落ちる場面もありましたが、バッテリー残量89%を切るあたりで明け方まで乗り切る必要がある状況を保てていました。


1枚 vs 2枚、結果はここまで変わった
2024年7月にソーラー1枚で実験したときは天気は晴れ・気温34度と条件は異なりますが、19時時点で残量15%というギリギリの結果でした。今回のソーラー2枚(曇天)との差を並べてみます。
| ソーラー1枚(前回・晴天) | ソーラー2枚(今回・曇天) | |
|---|---|---|
| 1日目19時の残量 | 約15% | 89%以上を維持 |
| 2日目の結果 | 14時にバッテリー切れ | 稼働継続、翌日も乗り切り |
天候条件が悪い(曇天)にもかかわらずこの差ですから、ソーラー2枚化の効果は明らかにありました。1枚ではエアコン稼働は厳しく、2枚だとちょうどいい感じです。
夜を越えて、それでも見えた限界
日中の400Wソーラーパネル2枚の補助が大きく、早朝到着〜夜間〜翌朝とずっとエアコンを稼働し続けることができました。とは言っても二日目の朝5時27分時点のバッテリー残量は27%です。

5時前に日の出はしているのでソーラー発電も開始していますが、2日目も曇り予想のためソーラー発電が追いつかず、10時前までにはバッテリー切れ(残量3%設定)になると予想し、実際その通りになりました。エアコン稼働はRenogyバッテリー300AHに交代し、DeltaProは充電に専念します。曇りのため400W+400Wのソーラー発電でも259Wしか発電していません。


Renogyは2020年に100AHを3個購入したのが始まりでした。いまでは1個で300AHという時代です。入れ替えたい。
SwitchBotの外気温データでは13時の気温30.8度、15時の31.9度が22日の最高気温でした。終日曇りの天気だったにもかかわらず、日の出から17時までに3%から56%まで充電されました。この状態でRenogyからDeltaProに電源を変更すれば、翌朝までエアコンを稼働できそうです。

SwitchBotの屋外用温湿度計です。 これをキャンピングカーの車体底に取り付けています
まとめ|24時間は守れた、でも残る課題
夏本番に向けて、EcoFlow 400Wソーラーパネル2枚での良いテストになりました。土曜日の朝5時過ぎに名古屋のイベント会場に到着・搬入し、駐車場に停めてから日曜日18時のイベント終了まで、エアコン稼働は問題ありませんでした。途中エンジンをかけての走行充電や、ガソリン発電機の利用も一切なしです。
ただし、家庭用冷蔵庫を稼働するところまでは電力不足のため、Renogy側バッテリーにもソーラーパネルを導入するなどの対策が必要です。そしてソーラーはあくまで天候頼み。晴れていれば強いですが、雨や積雪地帯ではこの2枚化も無力になります。次はソーラーとは別の手段として、EV充電スポットを実際に使ってみることにしました。

<PR>



コメント