2017年、2019年とユーザー車検で受けてきた継続車検。 2021年もユーザー車検で臨みますが、さすがに2007年式のクルマには厳しい部分も。 車検に不合格となった理由は別でしたけれども…。
車検(継続検査)を受ける
北陸信越運輸局富山運輸支局です。ここで車検を受けます。 もちろんすぐ近くにあるテスター屋さんでライトの調整などをお願いして準備万端でのぞみます。
ユーザー車検は3回目になります。
2017年:ユーザー車検でキャンピングカー・バーストナーの車検を受けてみよう思います(๑′ᴗ‵๑)
2019年:キャンピングカーのユーザー車検を受ける前にテスター屋さんで予備検査を受けるょ!
前回の車検時に次回の車検時には点検整備記録簿も用意してこないとダメですと言われていたので、今回のユーザー車検のために点検整備記録簿を用意しました。
自動車の使用者(ユーザー)が行う検査の手続きの流れはこんな感じ。
定期点検整備
自動車点検基準に基づき点検・整備を実施してください。自分でできない項目は、最寄りの整備工場に依頼してください。(定期点検整備の時期は検査の前後を問いません) |
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点検整備記録簿
点検整備記録簿に点検・整備の作業内容を記録簿のチェック記号に従って記載してください。整備工場で実施した項目については、その工場で作成してもらってください。 |
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検査の予約
受検の予定が決まったら、最寄りの検査場に検査の予約をしてください。予約は、受検日の2週間前から受け付けています。また、継続検査は、全国どこの検査場でもうけられますので予約がとれない場合は他の検査場での受検もご一 考願います。 |
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検査申請書類
継続検査に必要な次の書類を準備してください。
5以降の書類は、検査場近くの行政書士の事務所等にて検査当日でも入手できます。 |
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検査受付
検査当日、検査申請書類を受付窓口に提示して予約確認および書類の内容の確認を受けてください。検査に不慣れな方は、検査コース入場前にコースの見学をされるようお奨めします。その他ご不明の点は、窓口の検査官におたずねください。 |
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検査の実施
指示された検査コースで案内表示に従って、受検してください。なおアクセルとブレーキの踏み違えには特にご注意ください。ホイールカバー、スペア・タイヤ等の付加的なものは、前もって外しておいてください。 |
合格 |
不合格 |
継続検査受付窓口に次の書類を提出してください。
新しい自動車検査証および検査標章(ステッカー)が交付されます。受け取ったら内容を確認し、新しいステッカーをフロントガラスの中央上部に貼り付けてく ださい。 なお、旧ステッカーは剥がしてください。 |
不合格項目を再度点検し、整備を実施する。
点検・整備実施後、再度検査コースに戻り検査を実施します。 検査の実施へ戻る |
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不合格!
最終的にFiat DUCATOというクルマの部分については車検をパスできましたので中古車として購入後の6年間に故障もなく動いてくれているDUCATOは優秀だと思います。 メンテナンスはオイル交換くらいですし。 今回の継続車検に不合格となった部分はクルマとしての機能とは別の部分とキャンピング車としての部分。
保安審査における不適合状況のお知らせは下記の通り。
・保安装置 – 窓ガラス – 右側面 – 損傷
・保安装置 – サイドアンダミラー – 不適切な補修
・排出ガステスタ – 不適合あり
排出ガステスタは2回目の挑戦でパスできましたがナゼか記載されてます(^▽^;) 2007年DucatoはDPF付き(のはず)ディーゼルターボですがDPF強制燃焼スイッチがありません。 今回まさかの排ガステスタで不合格になりましたがDPF付きのヨーロッパ車ってことで黒煙防止剤を入れるのはやめてしばらくエンジン回転数を上げてススを飛ばす作戦にでました。 結果、黒煙汚染度規制対象車の基準値は排出ガス中の汚染度が25%以下ってことでしたがギリギリクリア。 心配だったヘッドライトについては問題なくクリア。 ヘッドライトは車検がめんどくさいのでずっとハロゲンのままです。
クルマ部分はOKでしたが、継続車検に通るにはキャンピング車として不合格(不適合)になった部分を修理しなければなりません。 不適合箇所は3箇所。うっかりが1カ所、えーマジ?が2カ所の合計3カ所です。
直前直左鏡の取付
直前側方視界基準は一人の検査員が運転席に座り、もう一人の検査員が円柱を動かしてチェックします。 下記の通り鏡や画像(カメラ)でもOKなので鏡をぶら下げたくないならアラウンドビューモニタがスマートでいいな。
自動車の前面及び左側面(左ハンドル車にあっては右側面)に接する高さ1 m、直径0.3 mの円柱(6歳児を模したもの)を直接、または鏡、画像などにより間接に視認できること。
上が直前直左鏡(直前直右鏡?)で、下のドアミラーの根本にはカメラがあります。 死角はないので問題ないと思っていましたが…
ここにチェックが入りました。 理由が分かりますか?
カッコ悪いのは確かですが外すヤツがいるらしくネジはだめで溶接やリベットどめが必要とのこと。
合格への道その①はそもそも外すつもりもないミラーをリベットどめです。
合格への道その②はこのカメラ。 側面を確認するのにカメラを使用するのはOKですが両面テープでとまっていただけなのでねじ止め必要とのこと。
錆びないようにステンレス製で色が黒っぽいネジを買いに行くのがめんどくさかったので、おうちにあった短めのネジでカンタン補修。
外部突起に係る基準(外装基準)
ちゃんと以前紹介して外開き式窓の車検基準はわかっていたはずなのに、今回ワイヤーを取り付け忘れてました。
ワイヤーをつけていないと窓の開放制限の25cmなんて関係なく開いちゃうのでワイヤーは1段目のロックがかかる手前に調整しています。
合格への道その③は、このワイヤーを取り付けるだけで済みます。
不合格なら限定検査
決められた期間内に不合格だった部分だけの検査を受けることで継続検査に合格できるように限定検査証をもらいます。
保安基準に適合しない部分が記載されています。
再試験には400円+900円が必要です。
検査内容が書かれた紙もいただきました。
自動車重量税納付書には日本政府発行の45,600円分の印紙を貼ります。
自賠責は24,200円と安くなっていました。
臨時運行許可証
車検証の有効期限ギリギリに行って不合格になったため、保安基準に適合するように修理して再度検査を受けに行く時のために富山市役所で仮ナンバーを発行してもらいます。
未登録の自動車や検査証の有効期限が過ぎた自動車を、新規登録や新規・継続検査のため陸運支局へ回送する場合に、道路運送車両法に特別に定められた条件下で、一時的に運行を許可する制度です。
通称「仮ナンバー」と呼ばれる赤い斜線の入ったナンバープレートを貸し出します。申請の際にはあらかじめ運行経路と期間を特定しておく必要があり、出発地から目的地までの最短経路で、経路内に富山市が含まれる場合に許可されます。
仮ナンバーは富山市役所の市民生活課で当日発行してくれます。富山市内の場合は有効期間が二日間で借りた仮ナンバープレートは当然返す必要があります。 借りる時と返すときの2回市役所に行かないといけないのは個人にはちょっと手間かも。 ちなみに1回750円と有効期間のある自賠責保険証書が必要です。
この後、不合格だった箇所のみを検査員に確認してもらって継続車検合格となりました。 不合格箇所の修理の証拠として検査員がもっている専用端末で写真を撮っていたのが印象的でした。 車検の履歴として紐づけて保存されているんだろうな。
車のナンバーレートは見やすく表示!
今回の不合格箇所にナンバープレートは含まれていませんでしたがナゼかチラシをもらったのでご紹介。 平成28年4月に施行されたようです。
明確化というだけあってかなり細かく決められています。
キャンピングカーの場合、リヤキャリアに自転車を積んだりするシーンも多いと思います。 ナンバーが隠れて見えない状態にならないように気をつけましょう。
ナンバープレート取り付け角度も決まってます。
ナンバープレートに取り付けるフレームやボルトカバーも基準があります。
今後の予定
点検整備の際にサイドブレーキワイヤーの動きが渋かったのは調整しました。 DUCATOは4輪ディスクブレーキですが重量も重いことからディスクパッドの減りが気になっていましたが、半分以下に減っているとの指摘もありました。 ショックも替えたいし春になったらいろいろ整備していこうと思います。
2007年式… もう14年前のクルマです。
2年後の車検はたいへんかも?(^▽^;)
コメント
車検お疲れ様でした
不合格箇所のご紹介参考になります。
ミラーの件は前回で指摘されても不思議はないと思うのですが、今まで見落としていたのかな、、
仮Noも使う羽目になるとは大変でしたね。
私も来月車検なので、準備しよう!
来月車検ですか! でもユーザー車検じゃないですよね(^▽^;)
12月や1月は年末年始休暇で時間だけが経つし、2月は寒いし年度末で忙しいしと、やっぱり春とか秋の車検がよかったなぁと思う今日この頃です。
3回目のユーザー車検でしたが今回は全般的に厳しかった印象です。 クルマとして心配していたライトは受験?の30分前にテスター屋で調整し、
玉切れ、ブレーキ、サイドブレーキ、40km/hは問題ないことを確認していたのですがまさかの排ガスとは!!って感じです。
厳しかったというかちゃんと見られたのがキャンピング車部分。 バーストナーの外観からも今までキャンピング車の要件に合わないことはないってことか
そんなに厳しく見られることはなかったのですが今回は水タンクやガス台までチェックされましたねぇ。
たまたまなのかベニヤ?自作シェルっぽいのを乗っけたトラックと車検場近くですれ違いましたので
検査員の方にとってはその自作キャンピング車で思わぬ予習ができたのかもしれません( ゚∀゚)アハハ
追伸)札幌のLPガス屋さんの情報ありがとうございます。チェックしました❤️
ユーザー車検情報大変参考になります。
ネットでのキャンピングカーの車検情報を参考に対処をして行くのですが、
毎回新な事を指摘されどきどきしながらユーザー車検を受けています。
前回は昨年の7月に受けたのですが、ダイニングのテーブルが可倒式で無いとダメと言われ私の車はテーブルが前後左右と上下はするのですが、取り外しは簡単には出来ず、苦し紛れにテーブルを一番下に下げたらOKが出てほっとした事が有ります。(テーブルの要件として可倒式とはネットでは探せませんでした)
ダイニングテーブルのクラッシュ時の危険性(ヨーロッパのキャンピングカーのクラッシュテストで良く分かります)は以前から認識していたのですが、我が家はセカンドシートに乗車する事はほとんど無いので、手を付けていませんでした。
ですが、次回の車検の事も考慮し国産車に付いているような取り外し式のテーブル支柱に変えるべく、アリエクに注文しました。
陽馬さま
コメントありがとうございます。
テーブルの件はなんでしょうね(*゚ー゚)? キャンピング車の構造要件にもそんなこと書いてるようには読み取れませんよね?
今回私はテーブルはなにも言われませんでした。地方もどんどん厳しくなっていきそうでドキドキです。