<DUCATOの整備>エンジンルームに水たまり?! カウル排水の詰まり対策にペット用品を使ってみた

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DUCATO(ADRIA TWIN)のエンジンルームに水たまり。世界中のオーナーが悩むカウル(スカットル)の雨水問題を整理し、排水口に犬用おもちゃでゴミよけを付け、隙間やゴムもコーキングで対策しました。

エンジンルーム内が濡れている

2007年式 DUCATOからトラブルとして挙がるエンジンルームへの水の入り込み。 もう少し大きなエンジンカバーが付いていれば良いのになと思います。

エンジンカバーに水たまり

どこからか伝わり落ちてきた水が小さな面積しか覆わないエンジンカバーに落ちて、溜まって、さらに下に。

エンジンカバーの水はどこから?

ワイパーモーターの上から伝ってきているようす。

カウルトップからの水がまわってくる?

水が溜まると何が困る? 実は世界共通の持病です

商用車のDUCATOとして所有していれば毎日のように乗るかもですが、キャンピングカーに架装されたDUCATOだと乗る間隔が開く場合があると思います。 保管の間に落ち葉やゴミ類が排水口に溜まって詰まるのが典型的なパターン。 エンジンカバーの下に雨水がまわってヘッド部分に水が溜まるとインジェクターや電装系に問題を発生させます。 四角で囲った中の4個の穴はインジェクターの刺さる場所です。もちろん他の場所にも影響ありそうです。 電動パワステとかね…。

エンジンヘッド写真

他の場所へ流れる雨水もいろいろなパーツに影響します。

雨水の電装系への影響

世界のDUCATO乗りも同じ悩み

この水の問題、自分のDUCATOだけの悩みではなさそうです。 英国などの掲示板では「scuttlegate(スカットルゲート)」と呼ぶオーナーもいて、型が変わった2007年頃から報告が並んでいるようです。 スカットルは、英語でフロントガラス下のカウルのことです。

掲示板での説明を整理すると、水の入り方は大きく3つに分かれます。

  1. 排水口の詰まり。特にワイパー軸まわりの小さな排水口は詰まりやすい。
  2. カウルが左右2分割になっている中央の継ぎ目からの漏れ。
  3. ボンネットのベント(空気取り入れ口)から、吸気ダクトやエアクリーナーのケースへ水が落ちる経路。

新しい型での状況は意見が分かれていて、「改善されたけれど排水口の掃除は必要」という声もあれば、「それでも漏れる」という声もあります。

2022年式〜は電動パワステのコネクターにも注意

2022年式以降の電動パワステ(EPS)の車両では、ステアリングのモーターへのコネクターに水が回り、パワステが効かなくなったという報告が、英国やオランダの掲示板で複数出ています。 コネクターの防水が足りないという指摘や、ハーネスやステアリングラックの交換になった例もあるようです。

水の入り口がカウルの雨水なのか、下回りなのかは、はっきりしていません。 私のDUCATOはパワステフルードのタンクがある油圧式なので、この話の対象外のはずです。 ただ、年式だけでは油圧式か電動式かを判断できない場合もあるようなので、気になる方は車両のタイプをディーラーで確認してください。 調べた範囲では、この件の公式なリコールは見つかりませんでした。

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まず入口対策:フロントガラスとカウルトップの隙間をコーキング

まず対策としてフロントガラスとカウルトップの隙間から入り込むと言われているのでコーキングしました。

フロントガラスとカウルトップの間から浸水?

世界のオーナーも、この隙間のシールを定番の対策にしています。 黒いテープを貼る人、Pトリム(断面がP型のゴムモール)にシーラントを組み合わせる人、窓用のシリコーンを使う人など、やり方はいろいろです。 ただ、シーラントやテープは経年で劣化するので、貼り替えが必要だという声もあります。

雨水の排水ルート

カウルには写真のような大口の排水ルートが3箇所設けられています。 それでも小雨の時はともかく大雨の時は排水が間に合わず溢れます。 口が広いのでゴミがつまることもあるようです。 この排水口の詰まりは、世界のオーナーの間でも定番の悩みです。 ジョウロで水をゆっくり流して、すぐに排水されるかを確認する方法も紹介されています。  そもそもゴミを入れないようにできないのか?

大口の排水ルート
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排水口の詰まり対策にペット用品を使ってみた【動画あり】

海外の掲示板では、メッシュを筒状に丸めた自作のキャップを排水口に立てて、落ち葉を止める工夫が紹介されています。 雨どい用の、ハリネズミのような落ち葉よけを使う人もいます。 今回はその発想で、犬用のおもちゃを流用してみました。

使ったのは「かむがむアミーバー ダンベルS」

ドギーマンの「かむがむアミーバー ダンベルS」。超小型・小型犬用の知育玩具で、中におやつを入れて取り出させて遊ぶタイプです。 材質は天然ゴム。Amazonで1000円くらいです。

パッケージ表です。 うまくいく予感しかありません。

ドギーマン かむがむアミーバー ダンベルSのパッケージ表

ほら!

排水口の穴に当てたパッケージ

カムガムアミーバ・パッケージ裏です。ネタバレですが半分に切って使います。 天然ゴム製。

パッケージ裏と半分に切ったおもちゃ

ダンベルを半分に切って、置いただけ

網目状なので水は通ります。 突起と網目で、落ち葉などの大きなゴミは上で止まる、という作戦です。 カムガムアミーバ・ダンベル型を半分に切って使いました。

半分に切ったおもちゃ

排水口の穴に対してちょうど良い大きさだったので、固定せずに置いただけです。 取り付けたのは、カウルの大口排水口3か所の左・中央・右のすべてです。 これは中央です。

中央の排水口に置いたおもちゃ

こちらは取り付け前の、左側の排水口です。 大きな穴がぽっかり開いています。

取り付け前の左側の排水口

取り付け後です。 穴にちょうど収まりました。

取り付け後の左側の排水口(おもちゃが収まった様子)

取り付けの様子は動画にまとめました。

効果と注意点

効果については実際の雨待ちですが動画でテストしている通り問題はないと思います。

置いただけなので、掃除のときは外して洗えます。 海外のメッシュキャップも、ときどき引き抜いて洗う運用なので、同じような使い方ができそうです。 逆に、走行中の振動で飛んでいってしまったりなどがないか?の方が気になるので様子を見です。

なお、これは本来ペット用のおもちゃで、車の部品として作られたものではありません。 パッケージにも用途・対象を守るよう書かれています。 まねをする場合は自己責任で、外れていないか、排水を妨げていないかを定期的に確認してください。

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曲者のゴムをコーキングで密着させる

排水口の横にあるゴムが曲者です。 このゴムでガラスやAピラーを流れてくる雨水を排水溝へ導きますが、雨水の量が多いと溢れます。 また、取り外しできるのですが密着していないので隙間からも漏れていると思い、コーキングして密着させました。

ちなみに写真右の箱のような部分は、冷却水タンクやパワステフルードタンクに補給するときに外すアクセスカバーです。

こちらは車両左側の排水口で、曲者のゴムもちゃんとあります。

見る角度を変えてみました。 曲者ゴム側の溝にコーキングを充填して取り付けるという荒技にでました。

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冷却水タンクに補給するにはアクセスカバーを外す(ツメに注意)

冷却水タンクやパワステフルードタンクに補給するには、先ほどの写真の右側にある箱のような部分、アクセスカバーを外す必要があります。 ところが、取り外すときにワナがあり、このアクセスカバーのツメを見事に折りました。

海外の掲示板では、coolant reservoir access cover(冷却水タンクのアクセスカバー)と呼ばれたり、カウルの取り外せる部分と書かれたりしています。 回転式の留め具(ターンボタン)で止まっているという書き込みもありました。 いずれも正式な部品名ではなく、オーナーの通称のようです。

冷却水とパワステフルード液の補充はここから。

こんな感じです。 引っ掛ける部分があるので要注意です。

ツメを引っ掛ける場所があるので、取り外しは要注意

AliExpressで売っているくらいなのでツメを折っちゃうのはあるあるなのかも。

AliExpressで販売しているくらいなので壊れやすいのかも

対策後の様子とまとめ

今回やったのは、次の3つです。

エンジンルームの水の話は、まだ続きがあります。 空気取り入れ口に水がたまる問題です。これ別の記事にまとめます。

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