キャンピングカーのバーストナーを購入以来、2年毎の車検はユーザー車検で通しています。 テスター屋さんで主要車検項目測定のチェックを受けて問題ないことの確認、またヘッドライト光軸調整後に車検にのぞみます。
準備OKから入場
テスター屋さんでヘッドライトの光軸調整も済ませ、受付を済ましたらゴー!です。 テスター屋さん編はコチラ。
持ち込み車検は4回目ですが2年毎にしか来ないので毎回新鮮です。 なお、いまだに「陸運」と言ってしまうのは内緒です。(今は運輸支局、自動車検査登録事務所)
予約した第2ラウンドの時間になりました。受付もOK。
1ラウンド 9:00~10:15
2ラウンド 10:30~12:00
3ラウンド 13:00~14:15
4ラウンド 14:30~16:00
3コースありますが、指定された真ん中2コースを進みます。
12月の仕事納めも間近だったこともあって、業者さんがいません。
検査スタート
絶好の車検日和。(意味不明)
まずはウインカーやハザード、ワイパーなどの保安装置、灯火類、車体番号のチェックです。 ここでキャンピングカー特有のベッド数や水道設備、外開き窓の制限などの確認が入ります。
直前直左(直前直右)の確認です。 私の場合、鏡とカメラを付けています。鏡やカメラについて保安基準に適合する取り付け方法があるので注意です。
分かりにくいですが右下のモニタに黄色のポールがちゃんと映っています。この黄色のポールは高さ1m、直径30cmの円柱と決まっています。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2023.6.5】に詳細があります。
サイドカメラについては配線が見えないこと、(今は)両面テープでとめていれば良さそうです。参考は実体験と蝦眼(エビアイ)さん。
直前及び側方の視界を確保するための鏡又はカメラについて、 検査後の取外し及び一時的な取付け等を防止するため、 次に掲げる例によるもの及びこれらに類するものは、 保安基準に適合しません
https://www.naltec.go.jp/topics/fkoifn00000048yw-att/fkoifn0000004985.pdf
鬼門① 排出ガス検査
今回二つある懸念のうちの一つ、排出ガス検査です。 25%以上は不合格のところ32%なのでバッチリ「不合格(不適合)」です。 困った。
いただきました! 「排出ガス(DS)-不適合」
走行、制動力関連
通り過ぎるだけのサイドスリップ検査です。
前輪、後輪のブレーキ、サイドブレーキの制動力検査
指示に従って思いっきりブレーキを踏みつけます。 遠くのモニタに結果が表示されています。 ブレーキ「◯」
指示に従って思いっきりサイドブレーキを引き上げます。 モニタに結果が表示されます。 駐車ブレーキ「◯」
テスター屋で確認した「自車のスピードメータで本当は40km/h」のところまでスピードを出したらボタンを押します。 スピードメータ「○」
鬼門② ヘッドライト検査
テスター屋ではレンズカットも出ているし大丈夫でしょう!と言われた検査項目ですがドキドキです。
左も右もOKでした! 右灯「◯」
エンジン型式の行方
最後は下回りの検査とエンジン型式の確認です。
エンジン型式のF1CE0481Dの刻印がすごく分かりにくい場所にあって毎回検査員さんを困らせます。 車検証には「シリンダブロック左前方側面」とありますが、そんな文字だけでは辿り着けません。
あらかじめ用意しているおおよその場所を記載した資料を見つつ、鏡を駆使して検査員さんはエンジン型式を確認してくれました。
刻印はこんなところにあります。
添加剤で対応できるか?!
エアクリーナーと燃料フィルターは交換して1ヶ月ほどなので、インジェクターかDPFのつまりが疑われます。 センサー類の不具合で燃調が悪いということも考えられますが…。
アンチスモークを入れるか、インジェクションクリーナを入れるか悩みましたがDPF付き、コモンレールでアンチスモークはどうかな?という意見が多かったのでインジェクションクリーナーを投入です。
今回使用したのは自動車整備屋さん経由で日産部品から購入したPITWORK製ディーゼルインジェクションクリーナです。「燃料系洗浄剤ディーゼル インジェクション クリーナー」と記載がある通り、軽油50L〜100Lに1本とあります。 同様の人気商品にはWAKOS製品もあります。
今回使用したPITWORKの添加剤です。
Amazonの購入履歴で2018年に一度購入した記録がありました。
ディーゼルインジェクションクリーナを投入したので次は高速道路で回転を上げて走行します。 インジェクター内とDPF内がキレイになって排出ガスもキレイになったら良いな作戦です。
この年式のDUCATOには手動/自動のDPF再生機能がないため、エンジン回転2000回転以上で30分以上走行する!というのが対策としてあるそうなので6速ではなく5速で走ります。
当日再入場
インジェクションクリーナーを入れてすぐに効果が期待できるものでもありませんが当日の時間内という制限もあるので戻ってきました。
審査を行った場合に、自動車の構造・装置が保安基準の規定に適合しない状態(不適合)となったときは、不適合になった箇所を再度、点検・整備します。
https://www.naltec.go.jp/business/inspection/howto/flow/failure.html
点検・整備の結果、保安基準に適合する状態となった後、再び検査コースに戻り、当日の審査時間内に限り審査を受けることができます。
これで不適合なら、もう一度高速道路を激走してきます。
よし! 排出ガス(DS)合格!! なんと5%まで減っていたそうです。
めでたしめでたし。
これで壊れなければあと2年乗れます!
おまけ。キャッシュレス決済。
今回はキャッシュレス決済を利用しました。 検査登録手数料、自動車重量税額、検査手数料、技術情報管理手数料を支払い可能です。 ただし自賠責保険は現金です。
検査登録手続き終了後に自動でカード決済が行われるそうです。
令和5年1月から車検などの手続きの際に必要 となる自動車重量税・自動車検査登録手数料の 支払いについて、クレジットカードの利用による キャッシュレス決済を開始します。
https://www.jidoushatouroku-portal.mlit.go.jp/assets/pdf/jigyousha_chirashi.pdf
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