発電機とリチウムバッテリーの向き不向き

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すでに何度も議論されている発電機とリチウムバッテリー。 特に作動音の大きな(うるさいとも言う)発電機はどこで動かしても嫌われ者ですがバッテリーやソーラーにはない大きな利点もあります。

 

東京キャンピングカーショーの近くで。

某テレビ番組でキャンピングカーが大好きな方の密着番組がありその映像の中に私のキャンピングカーが映ってました。 その方は好きすぎて夜はキャンピングカーで意味もなく寝るし、買い物もキャンピングカーというすごい人というお話でした。 ん? 私は用事もなくキャンピングカーで寝たりはしませんが、キャンピングカーでスーパーに買い物も行くし、キャンピングカーで通勤してる立派なすごい人じゃん❤️

映像としてはこの部分。 当日も朝から暑く、名古屋のバッテリー事件があったため発電機をフル活用していました。 番組ではこの辺りで話しているカットしかありませんでしたが、これより先は発電機の音がうるさくて取材のじゃまだったんだろうな…。 犯人は私です( ゚∀゚)アハハ

東京キャンピングカー取材の邪魔

 

当日、東京キャンピングカーショーのペット同伴入り口に並んでいる間、発電機がうるさいなと思われていた方のために… 共犯はコイツです。

burstner A576 イメージ

 

もちろん東京キャンピングカーショーは私も行きました。 でも取材してそうな人たちは見かけなかったです。 その時の様子はこちら

東京キャンピングカーショー2022年7月で気になったクルマ
2022年7月開催の東京キャンピングカーショーは、偶然にもCreema 「ハンドメイドインジャパンフェス2022」と同日開催でした。 両方とも楽しめる二日間となりました。

 

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家庭用エアコンと電気

キャンピングカーの電気を使用する製品の中で一番電気を使うのは家庭用100Vエアコン。 私が乗っているキャンピングカーはバーストナーA576で長さ6.9m x 幅2.3m x 高さ3m(もちろん室内はこれより狭い。内装はこちら)で室内は約47㎥になります。

設置している家庭用エアコンはパナソニック製CS-228CFRで実はちょっと能力不足気味。 バッテリーは12Vなので135Wの時は11.25A、720Wの時は60Aを消費する計算です。

CS-228CFR
冷房能力2.2(0.5~2.8)kW
畳数の目安6~9畳(10~15平方メートル)
消費電力635(135~720)W

 

今年の夏も暑く、昼夜関係なく24時間エアコンを動かさないと居られないような状況の車中を26度前後を保つために、少なくとも太陽が上がっている間の多くの時間で60Aを必要とします。 ということは300AHのリチウムバッテリーを積んでいても稼働時間は5時間で無くなる計算です。

 

CS-228CFRは室外機寸法が小さかったので選びました。

* 外形寸法(高さ×幅×奥行)
・室内機:285×780×239mm
・室外機:530×675×240mm
* 質量:室内機:7.5kg、室外機:18kg

 

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発電機

ガソリン発電機の良いところは燃料が続く限り動かすことができること。 悪いところはうるさい。 この「うるさい」ことが敬遠されて私も含め、キャンピングカーでは発電機から大容量リチウムイオンバッテリーに載せ替える人が多いのだと思います。

キャンピングカーをアウトドアで活用というよりは移動事務所のノリで使用している私の場合、イベント出展者用駐車場を利用するという特殊な状況では発電機が活躍できることが多く、今回は状況もよくわかっているイベントでしたので降ろしていた発電機を持ち込みました。 ただ、まさかの東京キャンピングカーショーのペット同伴入り口が目の前だとは考えてもいなかったですが…(^▽^;)

特殊な条件とは… 3つです。特に1と2が重要です。

1)イベント駐車場が人混みから離れている
2)イベント開催中は駐車場に人はいない
3)夜間でも駐車場で車中泊する人がいない

 

参加するイベントは土日などの2日間開催されることが多いのですが、これは2日間に渡り移動しないことを意味します。 移動しないということは走行充電が期待できません。 1日を振り返ってみるとたとえ十分なソーラー充電器があったとしても厳しいことがわかります。

イベント当日はこんな感じ。
午前3時 駐車場到着時は気温26度ほど。 バッテリー(300AH)でエアコン稼働
↓6時間経過
午前9時 すでに気温30度くらい(気象庁データ)で発電機使用開始(バッテリー残量低)
↓テレビの取材はこのあたり?
午後10時 気温27度でエアコンを止めることはできず。

このまま発電機使用で二日目を過ごす…

1日目の朝9時くらいでバッテリーは無くなりました。

エアコンの消費電力720W+バッテリー充電の820Wを賄えるソーラーがあって晴れ男なら電気の心配はないかもしれません。 そう、晴れてればね。

 

もちろん発電機にも問題はあって、今だとガソリン価格が高いこと、所有するヤマハの発電機EF1600i(1600VA)の場合、フル稼働だとガソリン満タンでも4時間ほどしか使えません。 エアコン720W+充電820Wの合計1540WですがEF1600iの出力だと当然ギリギリで動くことになります。 タイミングによってはオーバーロードで止まるかも?

 

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リチウムイオンバッテリー

キャンピングカーに積んでいるリチウムイオンバッテリーはRENOGY製Lifepo4・リン酸鉄リチウムイオンバッテリー・RBT100LFP12S-JPを3個で300AHです。

一式だとこんな感じ。

買ったょ! RENOGY製RBT100LFP12S-JP/リン酸鉄リチウムイオンバッテリー、COTEK製CX-1250/充電器、GIANDEL製PS-3000QBR/インバータ ーを並べてみる。
ちょうど20%セール時にRENOGY製Lifepo4・リン酸鉄リチウムイオンバッテリー・RBT100LFP12S-JPを3個、COTEK製で3台のバッテリーそれぞれ40Aで充電できるCX-1250、気になってたオーストラリアのGIANDEL製DC-ACインバーター・PS-3000QBRを買っちゃいました。

 

私はアウトドアはしないので車中泊旅行や移動での経験になりますが下記条件ならばリチウムバッテリー300AH〜400AHで足りそうです。

  • 観光地に滞在する数時間使えれば良い
  • 観光地間は十分に走行充電できる移動を行う(数時間走る)
  • 天候(雪以外)に左右されないくらい発電できる太陽光パネルを載せる(雨男ならムリ)
  • 夜間は給電設備のある場所に泊まる(現実的)

バーストナーA576の屋根形状的にたくさんのソーラーを積むことはできず、さらに冬の雪下ろしを考えると剥き出し配線も避けたい。 そして北陸は天気が悪い。 極め付けは雨男である。 と良くない条件が揃っているので私はソーラーパネルには懐疑的。 現実的なのは一番は夜間はRVパークなど電源設備のあるところに泊まることです。

夜間に充電して昼使う。

観光地を何ヵ所か走行充電しつつ&巡りつつ各所で1〜2時間ほど止まってエアコンを使っても、5時間分(エアコンで60AH使う場合)くらいは使えるかな。 もちろん使用スタイルによって変わると思います。

 

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まとめ

発電機を使用できる環境は限られていて、使えそうな場所ですぐ思い浮かぶのは高速道路サービスエリアで停車している長距離トラック(冷凍車や冷蔵車ならなお良し)の横に並ぶこと。 一緒に騒音だしてればわかりません。 ただ、最近は長距離トラックの運行も厳しく4時間走ると止まって休憩しないといけないので休憩場所を奪うわけにも行きません。

結局なかなか使えないので条件、環境をよく確認して使用しましょう。

とりあえず、発電機の騒音を少しくらい低減させる何かを作るかな…(*゚ー゚)

 

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