GOTOキャンペーンの行方も怪しくなる中ですが、RENOGY製Lifepo4・リン酸鉄リチウムイオンバッテリー・RBT100LFP12S-JP、COTEK製で50Aで充電できるCX-1250、オーストラリアのGIANDEL製DC-ACインバーター・PS-3000QBRが気になって夜も寝られません。
RENOGY製スマート リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
何がスマート?
通信ポートを内蔵していてバッテリーの状況を教えてくれるからかな。 Alibabaなどでバッテリーを探しているとBluetooth内蔵している製品を見かけますが、複数のバッテリーの状況をチェックできるようです。 また、通常時の稼働モードと保管時に放電を減らす休眠モードがあるのでキャンピングカーに積んだけど乗るのは年に数回という方にはいいのかも。
見た目もスマート。 注意点は充放電は1C仕様で、100Ahのバッテリーなので1Cは100Ah×12.8V=1280Whとなります。 1台分バッテリーから流す電流は100A以下でないといけません。ということで並列必須です。
通信ポート内蔵
専用モニターをLANケーブルで接続するだけで残量などを確認できます。 簡単! これなら配線図なんて読めない、電気の知識がない角刈りにも安心。
しかも専用モニターの価格も安いです。
ちなみにもっとたくさんの情報を表示できるシャント抵抗を使用するタイプも用意されてます。専用品とも思えないのでVOTRONICの代わりに使えないのかな?
理科の勉強
説明にある1C=1280Whを超えないようにという注意書きが気になります。 だって、電子レンジだけで1000W、ドライヤーだって1500WですからRENOGYバッテリー1個では厳しいという判断になります。 そこで並列つなぎになるのですが並列つなぎってなんだっけ?と思い、小学校理科の勉強です。
並列つなぎの場合、「12Vのバッテリーを並列に接続しても電圧は変わらない」となります。 そうそう鉛バッテリーのときも2個並列で使ってました。 容量が増えるから!と思ってましたが、その「容量」ってなんやねん?! って今更ながら何も考えずにやってたことがバレます。
思い出しました? 並列つなぎの場合は例えバッテリーが3個でも電圧は12Vで変わらずですが、電流は3A流れるのです。 これで1500Wのドライヤーが使えるし、使える時間も延びます。
ついでに直列だと12Vバッテリーを3個直列つなぎとした場合、電圧は36Vとなりますが電流は1Aのままなんですね。 (*゚。゚)ホー
そもそも小学生のときに理解してなかったのかも… (゚д゚)ハッ!!
仕様
電気的仕様 | |
---|---|
公称電圧:12.8V | 通信ポート::RJ45 |
公称容量(0.2C):100Ah | 絶縁抵抗:500V DC、≥10mΩ |
サイクル寿命 :100%DOD ≧4000サイクル |
充電パラメーター | 放電パラメーター |
---|---|
充電電圧:10~14.4 V | 最大連続放電電流:100 A |
最大連続充電電流:50A | 放電停止電圧:10V |
温度パラメータ操作温度範囲 (60±25% R.H.) |
温度パラメータ保管温度範囲 (60±25% R.H.) |
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充電:0°C~55°C | -25℃~60℃ |
放電:-20°C~60°C |
物理的仕様 | |
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寸法:289 x 172 x 187.5 mm | 重量:11.8kg |
端子サイズ:M8x1x20mm | 認証: UN38.3, MSDS, UL1642 |
保護レベル:IP54 | 接続方法:並列接続(直列接続不可) |
保証期間 | 1年間 |
COTEK製 CX1250 充電器(最大出力電流50A)
バッテリーも充電しないと使えません。 キャンピングカー・バーストナーの元からある電気周りに今さら負担をかけるのもどうかと思うので走行充電は諦めます。 結局、EBLもよくわからないしね。
充電器は定番のコーテック
RENOGYリチウムバッテリーの充電は冒険せずに定番のCOTEKです。 CXシリーズでも3個のバッテリーの充電に対応するシリーズは12VだとCX−1280かCX−1250になります。 RENOGYが充電電圧50Aですので充電器も50Aで充電できるCX−1250でいいのかな。
CX1250 最大出力電流50A 出力電圧12V
3台のバッテリーであれば、それぞれの状態に合わせて充電してくれるスグレモノらしいです。でも冷静に考えると50Aってなかなかすごい…。 一般家庭のコンセントって100V・15Aですからどんな仕組みなんだろう。 ※追記 2020/07/28)今回の場合、この接続はCOTEKの想定外でした。正しくはコチラ
KIVケーブルの謎をワンゲインに質問する
飾っておくのが目的なら良いのですが、バッテリーとして使用するなら接続ケーブルが必要です。 必要になるのはバッテリーの並列接続用と充電用です。
いろいろ探していると前回60SQケーブルを購入したワンゲインが目にとまりましたので、さっそく質問です。 質問は①60SQ以上のケーブルの販売がないのか?、②JIS規格品とワンゲイン製ケーブルの対応値が異なるが? の2点です。
先ず、弊社での取扱いKIVケーブルは、現在は60sq.
(許容電流290A)が最大径のケーブルです。22Sq.ケーブルは、JIS一般品で115A、弊社の高密度KIV線で160A
38sq.ケーブルは、JIS品で162A、KIV線220A、
60sq.ケーブルは、JIS品で217A、KIVsen290Aです。条件の一番厳しい12V/3000Wインバータで、最大負荷で
3000W÷12Vx1.1(インバータ内部消費)=275Aただし、弊社で取扱っている3000Wインバータは、3000Wでのフル稼働では、数分で内部温度センサーが働き、シャットダウンしますので、継続使用は50%以下(この場合は1500W以下)での使用をお勧めしております。
また、回路ショートでの過電流にはヒューズを入れる仕様にしております。このために、バッテリーが並列であってもインバータ入力ケーブルは60sq.を採用しております。
なるほど。
ちなみにこれがJIS一般品の許容電流です。
KIV・IV電線の許容電流周囲温度30℃ | |
---|---|
サイズ | A(アンペア) |
14 SQ | 88 |
22 SQ | 115 |
38 SQ | 162 |
60 SQ | 217 |
100 SQ | 298 |
150 SQ | 395 |
橋本興産さんからいただきもの
バッテリーと充電器を接続するケーブルです。 ワンゲインの14SQは120Aまで対応です。 JIS一般品は88Aまで。
芯線直径 | 5.64mm |
芯線面積(SQ) | 14.0mm² |
一般的な規格 | 14.0mm² |
耐圧 | 600V以下 |
耐熱 | 105℃ |
■サイズ:14SQ
■電線許容電流:120A
■RoHS対応商品
バッテリーを並列接続する際に便利な50cmと短めのケーブルです。 ワンゲインの22SQは160Aまで対応です。 JIS一般品だと115Aになります。
芯線直径 | 7.06mm |
芯線面積(SQ) | 22mm² |
一般的な規格 | 22.0mm² |
耐圧 | 600V以下 |
耐熱 | 105℃ |
■サイズ:22SQ
■電線許容電流:160A
■RoHS対応商品
ちなみにワンゲインへの1回目の質問はすぐに回答をいただけましたが、2回目の質問はスルーされています。 質問は1回目で全部したほうが良いようです。
GIANDELは55Hzのインバーター
PS-3000QBRはGIANDELというオーストラリアのメーカー製品です。 Amazonで販売されている安価なインバーターは中国製がほとんどでレビューでも1ヶ月で壊れた、2回目で壊れたなどある意味安定した性能を伺えるので選択せず、オーストラリアに賭けてみようと思います。 保険入ってるし、保証期間も長いしね。
- GiandelインバーターはAIG損保による生産物賠償責任保険にカバーされています。
- 18ヶ月の保証期間はついています。何かご質問があれば、弊社のサポートチームまでご連絡ください。
出力は100V±10%で50Hzと60Hzの電器製品が使用可能な 55Hz±1Hzとなっていますが55Hzってどうなんだろう。
大きさはそれなり。 コンセントは4個です。 リモコンはともかく電源コードがついてくるのはありがたい。 それにしても天板に書いてある「正弦波インバーター」の日本語文字だけで怪しさと不安が倍増し信用度は激減するのでやめたほうがいいと思います。
さて、見慣れないAWG(UL規格)という規格はアメリカで使われている規格のようです。 当然インチになるのでなかなかSQ(JIS規格)のミリメートルとはぴったりきません。 今回付属するのはAWG5とあるので118Aとなり、それが2本なので236AまでOKとなるわけですね。 3000W÷12V=250Aとなりますがワンゲインの指摘にあった通りインバーターの内部消費を考えるとAWG5ケーブル2本で良さそうです。
AWG | 直径(inch) | 直径(mm) | 断面積(SQ) | 最大電流値 |
---|---|---|---|---|
AWG 1 | 0.2893 | 7.343 | 42.41 | 211 |
AWG 2 | 0.2576 | 6.544 | 33.63 | 181 |
AWG 3 | 0.2294 | 5.827 | 26.66 | 158 |
AWG 4 | 0.2043 | 5.189 | 21.15 | 135 |
AWG 5 | 0.1819 | 4.621 | 16.77 | 118 |
AWG 6 | 0.162 | 4.115 | 13.30 | 101 |
インバーター仕様:
- 入力電圧: 9.5-16VDC(定格入力電圧:12VDC)
- 出力電圧: 100V±10%、ヘルツ: 55Hz±1Hz(50Hzと60Hzの電器も使用可能)
- 出力波形: 純粋な正弦波で、使用する機器に制限なく、幅広く使用可能。
- 定格出力: 3000W、サージパワー: 6000W、 USB出力ポート: 2口で、5VDC、2.4A(総電流4.8A)
- 波形歪: 商用電源より良好、3%に達していません
- 無負荷電流: 約2.3A、 ヒューズ: 30A*12
- ケース:アルミ製、カラー: 銀
- 入力低電圧アラーム: 10.1V±0.5V
- 入力低電圧保護: 9.5 ±0.5V (約12.5Vになったら、自動的再起動)
- 入力過電圧保護: 16±0.5 V (約14Vに下げたら、自動的再起動)
- 過負荷保護: 3000Wを過ぎたら、シャットダウン。 過熱保護: 65℃±5℃、シャットダウン。 短絡保護。
- 知能的な冷却ファン: ケースの温度が約40℃に達したり、電力が400Wを超えたりする場合に起動します。音も小さく、静かです。
まとめ
キャンピングカー・バーストナーの電気周りはいただきモノのリチウムバッテリーを使用し、100Vの電気についてはRENOGYバッテリーでまかなうという計画です。
あとは今年3月に時間を戻して家族を40人くらいに増やして特別定額給付金をもらうだけです!
おまけ。RENOGYは2020年7月16日〜22日まで短期のセールを実施していてスマートバッテリーも20%OFFのようです。チャンスかも!
追記 2020/07/28
COTEK CX1250充電器の接続について想定が間違っていました。正しくはこちらで紹介しています。
コメント
予算にもよりますが、みちのくトレードさんのリチュウムイオンバッテリーがコストパフォーマンスがいいかと思いますよ。
オンリースタイルさんのが、一番安心感がありますけどね。
リチュウムイオンバッテリーだけで賄うようにお考えでしたら、走行充電強化・ソーラーパネル(充電圧50A以上が望ましいかも)が必要かと思いますよ。
うちは、リチュウムイオンバッテリー400A・ソーラーパネル400w・走行充電器輸入RENOGY40Aで、ぎりぎり夏のわんこ旅は賄えています。
走行充電器をもうちょ強化したいと思案中です。
小宮さま
コメントありがとうございます!
みちのくトレードさんですよね!気にはなっています。ただ90Aくらいまでは箱に入ってますが
その容量以上はどんな状態でおくられてくるのかなど何もわかってない私にはつらそうで。
オンリースタイルがテッパンなんだと思いますが価格が…。
そこでRENOGYを見つけたのですが情報も少なく人柱感が強いですよね(^▽^;)
私のキャンピングカーの使い方として多いのが奥様のイベントのお供にお出かけして、
その駐車場で一泊二日か二泊三日、ワンコと一緒にお留守番パターンが多いのです。
そのためリチウムを導入しても今まで通り発電機との併用になると思います。
それにしてもバッテリー400A、ソーラーも400Aってすごいですね! うらやましいです!