キャンピングカーのリチウムイオン・ポリマー・バッテリーの移設とステップアップ・コンバーターを取り付けるょ!

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なかなか聞かないリチウム イオン ポリマー バッテリーをキャンピングカーに載せたというお話。 ジャパンキャンピングカーショーでVictron Energy社から伺ったお話から新たな作戦を考えつつ、EBL99をどうやり過ごすかを考えます! レッツポジティブ!

バッテリー移設場所の確認

雪も降らないまま暖かくなってきてしまいましたが、リチウムイオンバッテリーは寒いと能力が出ないってことで室内に移設します。 インバーターの近くが良いだろうということでこの中に収納します。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

扉を開けるとSinePower2000というインバーターが置かれています。 この場所にはインバーターしかないので設置空間は問題ないはず。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

このインバーター、いつ取りつけられたのかわかりませんが、今でも販売されている製品のようです。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

インバーターの後ろ側です。 バッテリー室から伸びてきている片極あたり22sq x2本を接続手前で1本にまとめるという方法で繋がってます。 そして、この端子が困ったちゃんなのです。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

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ステップアップコンバーター

さて、今回新登場はこちらのSTEP UP コンバーター。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

リチウムイオンポリマーバッテリーの出力電圧が低いってことで9〜36Vの入力電圧を13.8Vに変換して出力してくれるスグレモノ。 これで低電圧アラートを出すEBL99を騙してやるぞ作戦です。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

STEP UPコンバーターの導入を決めたのは2月のジャパンキャンピングカーショーで青いカラーが印象的なVictron Energyのブースで技術の方と話す機会があり、リチウムポリマーは電圧が低いのでステップアップコンバーターを使うというお言葉。 こちらの製品も12.8Vとあるようにここから電圧が低くなっていくとのこと。

Victron Energy Lithium battery 12,8V & 25,6V Smart

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

Orion-Tr DC-DC converters isolated バッテリーと色を合わせたコンバーター。写真は24V用です。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

12Vタイプの仕様はこんな感じ。

360 – 400 Watt Isolated converters : 12/12-30 Orion-Tr (360W)

Input voltage range (1) : 10-17V

Nominal output voltage : 12,2V

Output voltage adjust range : 10-15V

output voltage and 40℃ Cont. output current at nominal : 30A

Efficiency : 87%

 

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移設するための材料を集める

インバーターは22sqのケーブル2本を接続の手前で1つにまとめる作戦で44sqの能力を実現していますが、どうせならと1本で60sqのケーブルを用意しました。 (追記2020/07/18:ワンゲイン製60SQケーブルは許容電流290Aです)

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

線の太さと許容電流の表です。 22sqを2本だと240Aなので1本にするなら60sq・225Aが必要なんです。

サイズ A(アンペア)
8 SQ 62
14 SQ 86
22SQ 120
38SQ 170
60SQ 225
100SQ 310

 

端子台という配線をまとめてとめることがことできるスグレモノです。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

端子台なんて便利なものを知った角刈りは4端子用も用意。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

接続をわかりやすく書いてもらった図面には著作権があるかもしれないのでぼかしてあります(^▽^;)

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

60sqのケーブルはこちら。

 

端子台はこんなの。

 

4回路分の端子台で似たような商品はこちら。

 

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外部のバッテリー室

バッテリーを室内に移設するとバッテリー室は空くので設置はラクです。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

仮置きしつつ、仮配線しつつ…

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

こちらも仮配線で進めていきます。 端子台なんてモノ自体知らなかったので、もし設置に礼儀作法(注意事項のこと)があるなら教えてくださいね(・”・;)

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

このケーブルの役目は…と、確認しつつすすめます。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

いろいろ試していくうちに、STEPUPコンバーターを入れると走行充電はどうなんの?など問題点が出てきたのでとりあえずエントランスにあるコントロールパネルスイッチの配線だけつなぎます。コントロールパネルが定電圧警告を出すならこれで回避できるはず。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

ソーラー、EBL99に繋がる配線、バッテリーと繋がる配線と接続です。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

電気という見えない敵との戦いに心配そうなしめじ監督です。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

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室内側移設準備

インバーターの接続と固定ネジをはずして取り出します。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

ニョキニョキ。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

ナンダオマエハ と、思わず叫んでしまいそうになるまさかの棒端子!

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

もちろん入るはずもなく…。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

内部で直接つなぐことも考えましたが厳しそう。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

内部では3本に分けて処理するみたい。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

しょうがないので工作です。 破壊じゃありません。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

がんばって繋げられるようになりました。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

なお、本来はUNF規格の5/16でとまっていましたが、ホームセンターでは適当なネジやボルトが見つからず、その辺にあったボルトで無理やり締めちゃいました。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

60sqともなると太くて取り回ししにくいです。 ちなみに電子レンジが700Wだとすると家庭用コンセント100Vなら流れる電流は7Aですが、バッテリーの12Vだと約58Aも流れるんです。 オソロシイ(ʘ ʘ;)

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

外部のバッテリー室から来ている配線には端子台で接続します。 無理やりなのでちょっと不安。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

もう一本配線が必要なことに気づいたのですが用意をしていなかったのでとりあえず鉛バッテリーの並列接続に使用されていた22sqのケーブルで代用します。 何年も経つと赤も黒もなくなるのね。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

ターミナルとインバーターは60sqで繋がってるのに、バッテリーとターミナルは22sqで繋がっているへんな状態。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

こんな感じです。

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

今後、移設後の動作を確認していきます。 レッツポジティブ!

リチウムイオンバッテリーを室内に移動する

 

 

コメント

  1. さあらのパパ より:

    なるほど!
    こうしましたか。
    成功祝いに消火器をプレゼントしましょうか\(//∇//)\

    • しめじ より:

      ありがとうございます! さあらパパさんが手伝ってくれないから!( ゚∀゚)アハハ

      電気をわかってないやつの考えることってすごいでしょ❤️ コレ、自分でも怖いんですよねぇ。寝てる間に燃えないかとか、走ってる振動で外れて燃えないか!?とか不安がいっぱい。 バーストナーが燃えないくらいにテストしてみまーす!