EBAYでもなかなか見つからないバーストナーで使用する高圧バルブ。スナップインバルブは見つけていますが、クランプインタイプを探しているのです。
タイヤバルブの種類
タイヤバルブを探していると金属製とゴム製があることに気づきます。
そしてその違いは金属製が「クランプインバルブ」、ゴム製が「スナップインバルブ」なのです。その違いは直感でわかる通りです。
金属製「クランプインバルブ」
剛性が高く、耐熱、耐圧、耐速度に優れること、圧力の高いトラックなどに使用される。
ゴム製「スナップインバルブ」
一般的に安価で取り扱いが簡単。 耐圧、耐熱、耐速度は劣る。
見つかるのは450kPa製品ばかり
AmazonやEBAYなどでバルブで検索したら、いくつもヒットします。 ただ、それがDUCATOの空気圧500kPa以上に対応してるのか調べようとしてもなかなかわからない…。
「HIGH PRESSURE」、「VALVE」、「STEM」などのワードでGoogle先生に尋ねても普通乗用車にとっての高圧バルブばかりで、その場合450kPaまでなのです。
なお、太平洋工業株式会社のサイトによると下記のようになっており、バーストナー(DUCATOベースのキャンピングカー)では使えません。
Snap-in Valves
PACIFIC No. | 適用リム穴
for rim hole | 最大使用圧力
Max. Working Pressure | 長さ | 用途 |
TR412 | φ11.5 | 450kPa | 33mm | バイク用 |
TR413 | φ11.5 | 450kPa | 42mm | 自動車用 |
TR414 | φ11.5 | 450kPa | 49mm | 自動車用 |
TR415 | φ11.5 | 450kPa | 42mm | 自動車用 |
TR418 | φ16 | 450kPa | 62mm | 自動車用 |
ALLIGATOR CVVバルブ(高圧用ゴムバルブ)
CVVとはスナップインバルブと同じように扱え、なおかつ高圧に対応する必要性から生まれたバルブです。
普通乗用車より高い空気圧を必要とするが大型車ほど高圧ではない、そのようなカテゴリに属する車種に対応します。
それらの車種では使用するタイヤバルブが普通乗用車用(スナップインバルブ)では不十分で大変危険です。
つまり、商用車、トレーラーハウス、キャンピングカーなどが該当し、それらの車種は多岐に渡ります。
仕様
製品名 | CVV40 |
用途 | ライトトラック・バン用高圧ゴムバルブ |
材質 | 真鍮・ゴム・樹脂 |
幅(mm) | Φ18 |
全長(mm) | 43 |
最大使用圧力(kPa) | 700 |
適合リム穴(mm) | Φ11.3+0.4 |
ただ、これを販売しているリアル店舗が見つけられず角刈りはモノタロウで購入してます。
追記2021/05/08)4年半使用したCVV40エアバルブの情報報告を追記しました。
ALLIGATORメタルバルブ(高圧用金属バルブ)
ようやく見つけた高圧用メタルバルブです。 メーカーはCVV同様にアリゲーター製!
ただし!アリゲーターの製品紹介では自動車用なのよね… (*゚ー゚)
・ALLIGATOR社 メタルバルブ
・ASC(漏出防止コンセプト)
・対応力を極めた自動車用のメタルバルブ
・簡易な取り付けによりコスト削減、トラブルの影響を抑えます
仕様
製品名 | 512573 メタルバルブ40MS |
用途 | 自動車用 高圧メタルバルブ |
材質 | 真鍮・ニッケルメッキ |
幅(mm) | Φ17 |
全長(mm) | 40.5 |
最大使用圧力(kPa) | 1400 |
適合リム穴(mm) | Φ11.3+0.4 |
締付けトルク | 4−6Nm |
ちょっと短めの512512 メタルバルブ31MSもあります。
そして売っていたのはまたまたモノタロウ!
スナップインゴムバルブの注意点
アリゲーターのサイトにはスナップインゴムバルブの取り付け方法や保存方法についての注意点も書かれていました。
取り付け
自分でタイヤを組む機会は少ないと思いますがスナップインゴムバルブは取付の前に潤滑油を注油する必要があるそうです。 乾いた状態でスナップインバルブを挿入すると破損および裂傷の危険性が増えるとあります。
また取り付け時には適切なツールを使用し偏角のない取り付けを実施が必要とのこと。
アリゲーターのサイトより
○クランプイン(ナット締め)タイプのバルブのナットは適正トルクで締め付けてください。
・適正トルクは、リム穴径φ11.5mm 用の場合、2.0±0.5N・m です
○バルブコアを締付ける際にはトルク管理ができるドライバーの使用をお奨めします。
・適正締付トルクは 29N・cm です。
日本ピスコが単位換算を用意してくれてます!
バルブの正しい保管
保管方法についても書かれています。
25度以上の温度はバルブの早期老朽化を起こします。
1.保管温度は-10度から25度の間2.バルブは乾燥した場所で保管され常に直射日光があたらないようにするものとする
(密閉され光を遮断する梱包)3.オゾンはバルブに特に有害な影響をあたえるためオゾンを発する装置は倉庫に置かないものとする。同様に倉庫内の極度の温度変動もまた避けるものとする。
上記を発するまたは攻撃的影響をバルブに与える溶剤燃料および潤滑油 油またその他化学薬品は倉庫で保管しないものとしバルブと接触しないようにする
4.バルブは戸外で保管しないものとする
戸外の天候対応シェルター型倉庫もまた適切ではない。
5.原則保管期間が短ければ短いほど取り付け時の確実性は増す。
欲しいのはTPMS
ヨーロッパでは2014年11月に義務化、アメリカでは2007年に義務化されているTPMS(空気圧監視システム)。 日本だと一部高級車についてるくらい?
ホイールの内側に取り付けます。
当然最近のDUCATOにもついてる車体はあります。
うらやましいー!
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