流れるウインカーの流行りも終わり、流れないウインカーに戻ってきた時代に逆らって、今さら流れるウインカーを取り付けますが結果的には外さないといけないようです。
Fiat Ducatoのウインカーを交換する
「連鎖式点灯をする方向指示器」に変えてみました。 もちろん何にも考えずにね!
ウインカーって意外に大きいのです。 DUCATOの場合はウインカーユニットだけで交換可能です。 ドイツ製普通乗用車様でドアミラーにウインカーが内蔵・一体化してて、ウインカーレンズに水入ったらドアミラーごと交換と言われてビビったことがありますがそんな心配はありません。
刻印に27 APR 2007とある通り17年モノの部品。 2007年(平成19年)は初代iPhoneがアメリカで発売、Windows VISTA発売とか、今となってはナニソレオイシノ?って言われそうな時代モノ。
ちなみにウインカーユニットを外す際にはミラー側の2本のネジを外します。上の写真のネジ穴に対応します。
ミラーがでかいだけに隙間も広いかと思えばそうでもない。 なお、ミラーはヒーター付きタイプです。
基本的に茶色がプラスで黄色や緑色がアース線ってことらしい。
プライヤーでつまんで外さないといけないほど固くなってました。
本当はクリアレンズカバーは外れませんが接着も弱くなっていたのか分離してしまいました。 このソケットは電球を差し込むだけのタイプです。
シーケンシャルウインカーの調達
AliExpressで調達しました。
ちゃんと説明書付き。
ソケットから電球を抜いて、電球のようにコネクタをソケットに挿せば完成。 思いついた人、かしこい!
配線は2本あって、電力用コネクタとCANBUSのエラー回避用のコネクタです。
説明書の通り、ソケットにそのまま差しこめそうな電力供給用のコネクタ(左)とCANBUSエラー回避用コネクタ(右)の2種類です。
左のCANBUSエラー回避用のソケットには次の抵抗を組み合わせます。
組み合わせる抵抗です。1個じゃ足らなければ2個ね。
平成26年(2014年)の改正基準
ちょっと違いますが昔、Pioneerのカロッツェリアがリアスピーカーのロゴをストップランプ、スモールランプ、ウインカーと連動するモデルを販売したけど問題になったのを思い出します。 その後、AUDIがシーケンシャルウインカーのモデルを出したときには衝撃でした。
最近はデイライトとウインカーのダブルファンクションが増えてますが、何度見ても見慣れないし、カッコよくないと思うのよね。アレ。
このとき方向指示器(別添73関係)「方向指示器に係る協定規則(第 6 号)」の改訂で連鎖式点灯が認められました。
平成26年10月9日
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000163.html
自動車の安全性の向上及び国際的な基準調和の観点から、今般、国連の「方向指示器に係る協定規則(第6号)」、「車幅灯、尾灯、制動灯、補助制動灯、前部上側端灯及び後部上側端灯に係る協定規則(第7号)」、「電波障害防止装置に係る協定規則(第10号)」、「停止表示器材に係る協定規則(第27号)」等に関し、相互認証協定に定める規則改定手続きを経て、国内基準に導入することとしました。
頻繁に改正されているようです。
平成30年2月9日
https://www.mlit.go.jp/common/001220999.pdf
方向指示器等の点灯方法に関する基準を改正します
1.保安基準等の主な改正項目(※ 改正の詳細については別紙をご覧ください。)
・ 自動車※1の後面に追加で備えることができることとされている方向指示器の点灯方式は、 後面に備えなければならない方向指示器と同一※2でなければならないこととする。
・ 方向指示器と兼用であることとされている非常点滅表示灯についても、後面に備えるもの 全てが同一※2の方式により点灯するものでなければならないこととする。
※1 二輪自動車、側車付二輪自動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車を除く
※2 全ての光源が同時に点灯する通常の点灯方式又は「方向指示器に係る協定規則(第6号)」に規定する連鎖式の点灯方式(複数の光源が連鎖的に点灯する方式)のいずれかに統一すること
連鎖式の点灯方式には内側から外側に向かって点灯するなどの基準があるため側面のウインカーはダメと判断されることがほとんどのようです。 サイドは「内から外」ではなく「前から後」ですもんね。 AliExpressにはサイドマーカーもあったのですがいろいろ規制にあいそうなので見送りです。 元に戻さないとな。
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