令和3年(2021年1月)北陸の記録的大雪、富山は35年ぶりの積雪120センチ超えは災害級!

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2021年1月8日から10日にかけての記録的大雪は富山(福井、新潟上越も)にとって記録的な大雪になりました。 特に金曜日の夕方からの帰宅時は大混乱が発生。 土日には富山県の本気の除雪もみられました。

 

データでは

1940年の大雪には名称がついていないようですが今回の大雪はほぼ二日間で降った印象があります。短時間で一気に積もりました。 でも今回の大雪にはサンパチ豪雪、ゴーロク豪雪のような名称がつくレベルではなさそうです。

過去の富山の記録的大雪の歴史(北日本新聞さん紙面より)

 

短期間に一気に雪が積もったのはデータでもわかります。 富山市、福井市に比べ金沢市は少ないですが、それでも60cmを超えてくるとたいへんです。 (2021/01/13追記)上越がさらにたいへんということでデータ追記しました。 直江津駅もすごい。これは電車動きませんわ…。

年月日 富山 金沢 福井 上越 富山 金沢 福井 上越
最深積雪(cm) 最深積雪
平年値(cm)
2021/01/7 木 40 14 10 85 16 9 15 35
2021/01/8 金 100 22 55 188 17 10 16 36
2021/01/9 土 127 56 107 231 18 10 17 38
2021/01/10 日 128 65 106 244 18 11 18 40

(過去の気象データは気象庁から)

 

多くの立ち往生の発端は坂道で大型トラックが登れなくなることで道路を止めてしまい、後続の車も動けなくなることがほとんどです。 そして一旦止まると動けなくなってしまうのも大型トラック。 普通自動車なら押して救出も有りですが大型トラックを押そうなんておもわないもの。 それ以外の富山市内でも立ち往生が発生するのは道路の凸凹のため。 凸凹ってなんやねん?って想像できないと思うのでANN NEWSの動画でどうぞ。 融雪装置があるところ、ないところの交差点はカオスです。

 

福井は北陸自動車道が止まり、高速道路から降りてきた大型トラックが国道8号線を止めるというあるあるパターン。 歴史は繰り返しますが今回はあわら市内で通行止めが発生し、予防的通行規制で熊坂検問所で止めたようです。 やはり県境とか検問所とか「なるほど」という場所にあります。

「予防的通行規制」とは、大雪時に交通渋滞を起こさないようにするため、過去に立ち往生が発生した箇所や、道路の勾配が5%以上(100メートル走って5メートル以上上昇)の箇所で、大雪予報を踏まえ、予防的に通行止めを実施する区間です。通行止めをしている間に、集中的に除雪を行い、立往生が起きるのを防ぎます。

 

北陸自動車道が止まった際に福井新聞がドローンを飛ばしています。

福井県内は1月10日、嶺北地方を中心に断続的に雪が降り、北陸自動車道の金津IC―福井IC付近の複数区間で自動車の立ち往生が発生し、最大で約1500台が動けなくなった。県は自衛隊に災害派遣を要請。現場がある福井、坂井、あわらの3市に災害救助法を適用した。国道8号などでも激しい渋滞が発生した。

 

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富山市内の状況

8日金曜の帰りはいろいろな裏道を駆使して帰宅し、9日はほぼ引きこもり、10日に少し外出した際の動画です。

 

通行止め等でタンクローリーが来れず、このガソリンスタンドではレギュラーガソリンがなくなったためハイオクか軽油しかないってことでした。 富山のガソリンスタンドへは金沢の製油所から運ばれてくるので大雪で通行止めとなると運んで来られなくなります。 大雪予報の前には満タンにしておきましょう。

 

なんといっても35年ぶりの大雪。 富山県の除雪車もフル稼働。

 

通常は片側2車線道路ですが1車線になります。 豪快な除雪機が通った後は周辺住民は出られません(^▽^;)

 

大雪あるある。

 

振り返るとさきほどの除雪車がUターンして追いかけてきます。

 

区間ごとに通行止めを実施して集中除雪をおこなう富山県の本気の除雪です。

 

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そのころキャンピングカーは…

キャンピングカーのバーストナーです。 バンクベット部分で高さ3.2mほどですが今は4mほどあるかも。

 

タイヤを見るとかなりの重量がかかっていることがわかります。すぐに雪下ろし作業開始です。

 

伸縮タイプのハシゴは冬期のお出かけの際には積んでおかないといけないのか…?

 

バーストナーA576は後ろ部分でも3mの高さがあるので恐々と雪下ろしです。

 

1時間半ほどの戦いの末、残りはココだけに!

 

ベランダではしめじが探検中。

 

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情報収集にはTwitter

テレビはコロナ禍ばっかり。 しょせん大雪は地方の出来事なので情報収集はTwitterがよいです。 今回もこまめに発信されていましたし、個人の方からの情報発信も望めます。 ポータルサイトの「おしえて!雪ナビ」は国土交通省の一押しのようです。

北陸雪害対策技術センターの公式アカウントを追っておけば済むかも。

 

国土交通省 北陸雪害対策技術センター「おしえて!雪ナビ」

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冬の道路は地域によって大きく状況が異なるため、充分な装備をせず運転することは大変危険です!お出かけの前に最新の道路情報を!

 

JARTIC 公益財団法人日本道路交通情報センター

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富山県土木部道路課

富山県道路情報 -道路カメラ一覧-
富山県内の積雪情報、道路カメラ情報を提供します。

 

富山テレビ

 

富山チューリップテレビ

 

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次に備えて

まだ1月初旬です。 2018年の福井の大雪の際は2月4日に40cmだった積雪が2月7日に147cmまで積もり、富山、金沢でも80cm台まで積もりました。 まだまだ降雪期間は1ヶ月半あります。

特に富山は天候的にイベントに弱い土地柄で、例年成人式と大学入試の日は大荒れになります。 今年はコロナ禍で成人式どうしようと悩んでいた方々には、大雪は成人式を中止決定する助け舟だったかも。 あと、今回の記録的大雪で電気自動車が雪国で使えるのかどうか…結果に興味があります。

次の大学入試に向かってクルマには水と食料と簡易トイレを積んでおきましょう!

 

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