ずいぶん前から弱っていたキャンピングカーの鉛のサブバッテリー。リチウムバッテリーは欲しいけど有名どころのリチウムバッテリーは高いし、ソーラー充電器や走行充電器までトータルでは高価すぎて手が出ません。 そこに救いの手が!
バッテリー収納庫の確認
バーストナーA576のバッテリーはここにあります。 ダイネットのテーブルがあるあたりです。 跳ね上がっている扉の上の黒い丸い部分が給水口でこのあたりにダイネットのイスがあります。(イスの下に清水タンクがあります)
鉛バッテリー2個で5年経ちます。 実はすでに一晩FFヒーターを動作させられないほど劣化しているのですが騙し騙し使ってきました。
交換に向けてバッテリー収納庫のサイズを測ります。 奥行きは23cmほど。
高さが29cmほどかな。
現在のバッテリーの幅は約30cmでこれを2個です。
意外に奥がない
バッテリー室の右壁からは約60cmです。
某有名車載用リチウムイオンバッテリーのサイズを確認すると… あれ? サイズ的に無理かも?(・”・;)
リチウムイオンポリマーバッテリー登場
知り合いから良いのがあるよ!と紹介いただいたのがコレ。 リチウムイオンポリマーなのでエネルギー密度はリン酸鉄リチウムの倍以上とのこと。
ちっさ! しかも、軽い!
12V、150Aの容量です。 電子レンジも15分くらいは平気とのこと。
ACコンセントから充電する際に使用するACアダプタ付きです。 デカイですが中身はスカスカです。発熱があるのかヒートシンクや排気ファンが内蔵されてます。
いろいろな想像と脳内変換がフル稼働します(・”・;)
なんとリュック付き! 確かに軽いし、小さいしどこでも持っていけるとは思うけどリュックを付属させるとはオドロキ。
なお、リン酸鉄リチウムは充電電圧が14.6V〜16V推奨に対し、リチウムポリマーバッテリーの充電電圧は12.4V〜60Vということで既存のシステムにそのまま導入できるとのこと。
状態確認
向かって右側のスイッチは液晶パネルのオン•オフスイッチです。 「保管時は半分くらいの充電」ってやつですね。
試しに充電してみます。 ACアダプタで充電できるなら電源コンセントがあれば充電できるってことなのでしめじ家の使い方にも合ってて良いかも!
鉛バッテリーを取り出す
バッテリー固定用のストッパーを外します。
配線がごちゃごちゃで訳わかりません。 さらに経年劣化で黒色なのか赤色なのかわかりにくくなってます。
なかなか作業性の悪そうなバッテリー収納庫です。
小心者の角刈りは養生テープで絶縁しまくりです。
配線が最短すぎてバッテリーを引き出すことも出来ないので、まずは真ん中のマイナスから外していきます。 Panasonicのサイトにも書いてあります。
外したケーブルの端子にも養生テープを巻いて絶縁処理します。 小心者のクセに作業は雑です。( ゚∀゚)アハハ
1個目が取り出せました。 鉛バッテリーは重いです。
奥のコネクタは手を伸ばしてなんとかゆるめました。
ようやく2個目も摘出!
リチウムイオンバッテリーを取り付ける
さて、取り付けです。
高さはギリギリです。この状態では上部の液晶パネルが見えません。
配線がギリギリなのでたいへん。
車両からは太いケーブルが4本出てます。 EBL99と1500Wインバーターに繋がってると予想しますが真偽は不明…。
配線を固定する蝶番の高さを足すと、無理やりでしか入りません。 入るけど液晶パネルが見えないのでどうしよう。
やっぱり残量見えないと不安よね?ってことで…
斜めにしてみる!
斜めはあんまりだろ…ってことで横倒しです。 発泡スチロールで固定し、なんとか残量も見えます。
既存のメーターは無意味?
リチウムイオンポリマーバッテリーの残量は67%のと表示されてます。
その時のバーストナーのサブバッテリー表示は11Vと表示。 購入したバッテリーの最大電圧は12.4Vですが充電中だとちょっと低めに出るかもとのこと。
ソーラーパネル用のPowerTiteでは11.4Vのバッテリー表示。 配線の抵抗が大きいのではないか?との助言があり、まずは端子を磨いてみることになりました。
すでに薄暗くなってきたため、とりあえずバーストナーへ100V外部入力を繋いでバッテリーに充電できるのかを試します。 最終的には充電100%のとき12Vとなりました。
翌日は立山連峰がキレイに見える良い天気!
昨晩のうちに充電100%となりましたが、天気が良くソーラー発電も動いてるのでちょっと分かりにくいですがバッテリーの液晶パネルでも充電100%のままです。
バーストナーのサブバッテリーだと12.5Vちょいとなりました。
PowerTiteでも12.8V。
この後14Vまで表示は上がりますが過充電防止装置がバッテリー側にあるので不必要な充電はしないそうなので安心です。
既存システムでの問題点
充電100%となる前、FFヒーターを動作させていると最大で動いていそうなときに一瞬切れて再度着火から動きだすことを繰り返す挙動が出ました。 室温が上がり弱風で動作では問題がでません。 11.4Vという電圧が誤動作させているかも? 本来は問題ない電圧と思われるので既存の配線が細かったりと、何か抵抗になっている部分を検証する必要がありそうです。 最終的には昇圧器を挟んで出力を14Vあたりまで上げてやれば、既存のシステムのままで良いのかも。
こんなのが必要になるらしい。 何が違うのやら… ちんぷんかんぷん。
今後欲しいもの
発電機が落ちてもバッテリーに切り替えてくれるスグレモノ! 充電器も内蔵! もちろん高い!( ゚∀゚)アハハ
DC-AC正弦波インバータTNシリーズ TN-1500
- 商用優先モード、インバータ優先モード選択可能
- 10msec以下の切替時間(商用インバータ)
- 負荷連動ファン太陽電池、商用充電器内蔵
電圧が分かるものも欲しいな!
コメント
バッテリー交換お疲れ様でした(^^)/
その大きさで150Ahとは凄い容量密度ですね。
電圧降下が気になるので解析したいところです。
2月のキャンピングカーショーで、電装系を物色しますか?
確か去年は電菱のでていましたし、、
バッテリーモニターならお手伝いしますよ(^^)/
難しいことはまったくわかりません。
今わかってるのは既存の残量メーターじゃわかんないこと、FFヒーターの息継ぎ?現象です。バーストナーのバッテリーアラームが何Vでなるのかもちゃんとみたことなかったのでいろいろ実験しつつ正月明けの東京ビッグサイトのよめさんのイベントに向かいます!
ご無沙汰です!
外部充電器は交換無のままで、家庭用100Vから充電します??
僕もリチウム検討なんですよwww
おお!リチウム気になりますよね!
今回試してるリチウムイオンポリマーバッテリーは充電時の電圧は低いのでバーストナーのEBL99経由で走行充電、外部入力充電とソーラー充電も問題なさそうです。
リチウムイオンバッテリーだと充電時電圧が14.7Vとか充電系統やり直しになりますもんね(・”・;)
今困ってるのは電圧降下なんです。EBLの配線が細いのかな?
アラートが鳴ったり、FFヒータが止まったりするってことで困ってます。
はじめまして。
いつも楽しみにBLOG読ませていただいております。
私は一昨年の秋にベンツベースのフルコンのラピードを購入したのですが、しめじさんのblogで気持ちを高めて昨年夏にサブバッテリーとソーラーパネルとエアコンを取り付けました。
バッテリーはかなり悩んでリン酸鉄リチウムに行きたかったのですが、あきらめて鉛バッテリーのAcdelcoのvoyagerM31Fを4つにしました。エアコンは室外機の取り付けスペースが取れなかったためクレクール5を夏場だけ搭載しております。一夜はこれで十分稼働できました。
ですが、サブバッテリーの重さが120kgもあるのでいつかそのうちリチウムと思っていたところなので興味深々です。
ちなみにこのリチウムはどちらでご購入されたのでしょうか?
もしよろしければお教えください。
コメントありがとうございます!
鉛バッテリー4個積めるラピードがすごいですね! 120kgもすごいです(^▽^;)
今回のリチウムイオンポリマーの購入先はヤフオクなんです。
このリチウムポリマーバッテリーの怪しげな外観から、紹介じゃないと購入しなかったと思います( ゚∀゚)アハハ
まだまだ試行錯誤中ですがよさそうですよ!
いまは100Aしかでていないようです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c784606113
こんにちは
リチウムイオンバッテリーの購入を考えていて、このサイトに来ました。
リチウムポリマーバッテリーの怪しげな外観=>
メーカーや型番不明、150Aのシールも怪しげ、説明内容がイマイチ ですよね!
満充電時の挙動は瞬間的にノイズが発生している感じがします。
逆に考えると、保護回路がチャンと働いているとも言えますし、保護回路付きリチウム電池を
使う限り(リン酸鉄リチウムでも)同じ問題が発生します。
満充電で保護回路が回路を切り離した時に瞬間的にパルス状のノイズが外部に発生?
充電器が14.6Vで、電池が12.6Vだと2Vの矩形波パルスが出ますよね。
ノイズフィルターを付けてみたらいかがでしょう。
5A位の平滑チョークコイルを機器のプラス側に直列にかまして、16V22000μfのコンデンサーを機器のプラスとマイナスの電源に入れたら改善されると思います。
ヤフオク参考:「 平滑・昇圧用 5A チョークコイル 」
やはり、軽いと言う事が最大のメリットですよ。 じぶんも買おうかな~
参考になりました。
コメントありがとうございます!
怪しさだけは100点満点のこのリチウムポリマーバッテリーで、試してみたいことは増えているのですが時間がなかなか取れずに止まってます。
お知らせいただいた内容がまったくわかりません… チョークコイルだけって…?? って感じです(^▽^;) ほんとに電気がわかる方は尊敬です。
リチウムポリマーバッテリーについてはジャパンキャンピングショーでも出展者から電圧が下がるのはあるって回答を得たので昇圧で行こうと思ってます。
ただ、バッテリーの挙動についてはまだまだ勉強中です。 よい対策が見つかったら教えてくださいね!
Amazonに出てくる中国製品同様に外観は似たような商品が多いのでご購入時にはご注意を!
リチウムイオンバッテリー150A 12V の購入か100Aの購入で迷っています。
現在ベンツT1nのサブバッテリーが弱る事で2年に1回バッテリー交換に参っています。
こちらのバッテリーに変えた場合追加の部品、例えばバッツテリー走行充電機の交換、100Vからの充電器の交換等も必要でしょうか、古いサブバッテリーシステムが付いているので心配です。
このブログの掲載が2019年12月なので1年少しなので大丈夫かと思うのですが何か変化が有りますか。
よろしくお願いします。
FLY SINさま
コメントありがとうございます。
赤いリポバッテリーですが電圧が低く非常に使い勝手が悪く、いろいろがんばりましたがあきらめました(^▽^;)
今はRENOGYのリチウムイオンバッテリーを積んでいます。
https://simejisway.com/simeji/?s=renogy
そのため参考になる情報をご提供することはできないかもしれません。
バーストナーはEBLという集中リレーシステム?で管理されており取り外したりする知識も予算もないので、
バーストナーぼ電装系とリチウムバッテリーの電装系はまったく別系統にしています。
そのため走行充電やソーラー充電はバーストナー側の電装系に接続されたバッテリーのみで、
リチウムイオンバッテリーは100V充電のみで使用しています。
なお、リチウムイオンバッテリーは充電電圧が高くバーストナーのEBLでは満充電できません。
古いバッテリーシステムということなのでもしかしたらT1Nのシステムも充電電圧が低いと充電できないかも?です。
RENOGYの走行充電器は高性能らしく、それで充電される方も多いようです。
走行充電がつながっているバッテリーに100Vのインバータを繋いでそこから充電する!方法もあるそうです。
私の場合は一泊二日、二泊三日程度でサブバッテリーのリチウムイオンバッテリーは電子レンジや家庭用エアコンの
動作を目的にしているので自宅で充電して帰ってきて充電してで十分間に合ってます。
予算があれば別系統で走行中や、ソーラーもつけたいと思いますがたぶん予算ができることはないかもです( ゚∀゚)アハハ
以上、参考にならなくてすいません。