再配達ゼロを目指し、荷物の管理をスマホでできるIoT宅配ボックス300-DLBOX020Wを導入しました。

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宅配ボックスを購入前でも通販で購入した商品は玄関前に置配してもらっていました。 田舎といえど何があるかわからないのでPacPortのスマートロックを採用し荷物の管理をスマホでできるサンワサプライの宅配ボックス300-DLBOX020Wを導入しました。

スマホで管理

今回購入したのはサンワサプライのスマホで管理できる宅配ボックス300-DLBOX020Wです。 荷物の追跡番号でロックの解錠が可能なイマドキの宅配ボックスなのです。

サンワサプライのスマホで管理できる宅配ボックス


経済産業省が押し進める宅配便利用アクションの中にもある宅配ボックス設置で物流問題に立ち向かいます(おおげさ)

経済産業省配達効率化

イマドキの宅配ボックスなのでこんなことができます。

  • 荷物の追跡番号を使うことで注文や配送情報を一括管理
  • 投函された荷物をボックス内のカメラで確認
  • 宅配業者は荷物の追跡番号で解錠・投函するので誤配達の心配がない
  • 宅配ボックスの解錠にはアプリのQRコードが必要なのでなりすまし受け取りができない
  • 配達情報を3個まで設定できて、投函が可能
  • 友人と留守時でも荷物のやり取りが可能

基本仕様もしっかりしてます。

  • 宅配ボックスはスチール製で耐久性で防サビ塗装仕様(天板と側板の隙間に防さび加工なし)
  • 電地がなくなった場合でも扉の施錠ができる金属キー付き

注意点もあります。

  • イマドキだけにWi-Fiが必須
  • あんしんPacPort保険の対象外
  • マスターキー非対応
  • 盗難防止ワイヤーの取り付けフックなど無し
  • アンカーなどのオプションも無し

電子ダイヤル錠とボックス部分のサイズ(90L)です。



サンワサプライブランドで販売される300-DLBOX020Wの製造元はPacPort製PP01Aと思われます。 防水ではなく防滴なので屋根のない所に置くのは避けたほうがいいのかも。

PacPort製PP01APacPort製PP01A

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使い方を確認

サンワサプライが商品案内用に作成した動画で使い方を確認します。


通販で商品を購入して発送されると追跡番号がメールで届くと思います。

荷物の発送


PacPortアプリにメール受信の設定をしていれば、アプリがメールを自動解析します。 私はこのアプリにメールを解析させるのはちょっと拒否感あります。

tracking-number-mail


アプリが宅配ボックスに追跡番号を設定

Cooperation-delivery-box


宅配業者が到着しました

post-luggage


電源ボタンを押して開始です。 ちなみに宅配業者向けの「宅配受け取りロッカーの使い方」は付属します。

button-first


追跡番号のバーコードを宅配ボックスのカメラでスキャンします

read-barcode


バーコードを読み取ります。

read-barcode


ここ重要です! ウィィィン!と扉が自動的に半開きになったりはせず、つまんで開ける必要があります。 つまんで扉を開けるなんて思いつかないし、開けにくいし、これは要改善ポイント。

open-delivery-box


荷物を受け取るときにはPacPortアプリのQRコードを宅配ボックスのカメラを読みとらせて解錠します。

QRコードで解錠します
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実際のアプリを確認

投函されると通知がきます。

投函されると通知がくる


配達完了されたようです。

投函されました


配送情報は発送から配達完了までの一連が確認できます。

ステータスは配達完了


投函されたら写真撮影されます。

投函されると写真撮影


ヤマト運輸のステータスも配達完了

ヤマト運輸のステータスも配達完了


投函された荷物の取り出し。 ちなみに電池が切れてしまってスマホで開けられない場合は金属キーで解錠が可能です。

投函完了荷物の取り出し


なお、サイズはこんな感じ。



そして利用者がボックスを開けても管理者宛に通知がきます。 個人宅一戸建てなら問題なさそうですが、共同で使用する場合には必要かも。

利用者がボックスを開けると通知がきます


もちろん受取荷物一覧画面も「受取」になってます。

一覧表示も受取

初期設定の確認とつまづき

初期設定のやり方も動画が用意されています。

開梱

配達された箱を開けて段ボールから丸ごとビニール袋がかぶさった宅配ボックスを取り出すと…

  • 思ってたより大きい(W450×D500×H650mm)
  • 思ってたよりずっと軽い(10.5kg)
  • 扉には鍵がかかってる
  • 鍵が見当たらない
  • 説明書が見当たらない

調べると宅配ボックスに被せてあるビニール袋に物理キーが貼り付けられているとのこと。 すでにゴミ袋として使用していたので焦って探すと本当にはってありました。 物理キーを使って宅配ボックスを開けると中に説明書など付属品があります。 段ボールを開けた時に目を引くような紙を入れて欲しいな。

乾電池

鍵を見つけて、扉を開いたら乾電池を取り付けます。 かなり小型のネジですがドライバーは付属します。 単三電池6本です。 最初エネループを入れてみましたが充電池に多い1.2Vだと「電池容量低下アラート」がでてしまいましたので、普通のアルカリ乾電池にかえました。

無線LAN

スマホにPacPortアプリをインストールして宅配ボックスの設定をはじめます。 宅配ボックス内蔵の無線LANは2.4GHzしか対応していないので、あらかじめスマホの無線LAN接続先も5GHzではなく2.4GHzに接続しておきます。

メール設定

PacPortアプリに通販ショップとの連絡用に設定しているメールアドレスを設定すると、自動的に追跡番号を認識して宅配ボックスに追跡番号を設定していくれます。 ただ、通販専用のメルアドを作ってショッピングしているなら良いですが、そうでない場合いろいろなメールをアプリに読まれるのがいやなので手動設定にしています。

扉の開け方

「ボックスの扉にはドアハンドルや指を引っ掛けるための溝はありません」ってことですが、つまんで開けるなんて発送は知らないとできないので取っ手をつけましょう。 私は扉を開けやすいようにマグネットフックに紐をつけました。

説明書

サンワサプライとPacPortが説明書を用意しています。

IOTスマート宅配BOX 取扱説明書

PacPort ユーザーマニュアル V.3.4

PacPort QA(よくある質問) V.1

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気になる点

先日、スマートロックの先駆けで現在はソニーの100%子会社となったQrioが2015年に発売した初代スマートロックのサービス終了を発表しました。 Qrio側のサーバーとやり取りが発生しない、すでに設定済みアプリでやり取りするBluetoothでの施錠・解錠は当分の間は使えそうですがサーバーが止まれば認証情報の登録や更新はできなくなるそう。 2015年ということは8年前の製品ですので機器の信頼性から考えると交換の時期かも。

Qrioの現行品はこちら。


最近はSwitchBotも同様の商品をだしていて、私はこちらの方が気になります。


PacPortは個人向けに加え、法人向けとして次世代型宅配システム「Pabbit」をマンション組み込み型サービスなども提供しています。 アイホンや三井不動産、パナソニックと組んでいることもあってすぐにサービスが終わるとは考えていませんが、いずれはPacPort製品もQrioと同様なことがないとは限らないことを認識して利用しますが5年くらいは使いたいな。

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