FIAT DUCATO X250 2007のエンジンがかかりません。 スターターモーターを替えてもダメ、バッテリー替えても変わらず。 じゃあ、イグニッション スターター スイッチなのか? 交換してみます。
イグニッション スターター スイッチがダメなのか?!
年末にエンジンがかからなくなりAliExpressでスターターモータを手配し年明けに到着して車検の準備と当日の4日間ほど動いてまた不可動車になった私のFIAT DUCATO X250 2007ですが他の原因を調べているとYoutubeでまさにコレ!という動画「HOW TO FIX NO CRANK,NO START WHEN YOU TURN IGNITION KEY,DIESEL ENGINE (FIAT DUCATO)(Tagalog Version)」が見つかりました。
私のバーストナーの状況はコチラ。
キーをさして…
ONで各ランプが点灯し消えていきます。グローランプが消えたらさらにキーをひねりますが…
何も起こりません。
スターターモータは交換したし、バッテリーも替えた。 弱々しくでもスターターモータが回ってくれれば良いのですが、そんな気配もない。 そんな原因不明な状況を突破できるのかイグニッション スターター スイッチを交換してみることにします。
パネルをはずす
この状態からイグニッション スターター スイッチ部分までパネルを外していきます。
ネジが3本くらいでしかとまっていないので簡単にはずせます。
メンテナンスはラクで良さげ。
ステアリングコラムは4本のネジ。
こちらも簡単に外れます。
EBAYでの検索ワードで言うところの「Ignition Barrel Lock Switch」が出てきました。 このうちのイグニッション スターター スイッチ部分だけを交換です。 全部交換するとなるとイモビライザーをどうするかなど問題がでてくるためです。
イグニッション スターター スイッチをはずす
「Ignition Lock Barrel Starter Switch」だけを交換します。
コネクタ外したら、そのまま外せそうな予感。
ここで衝撃的な事実が…
VINコードで部品番号を確認したら5-PINだったのに、実際は7-PINコネクタ!
抜け止め?のリングも外します。
イグニッション スターター スイッチを取り出す際に爪を追ってしまいました。
マジで7-PINじゃん!
この部分が溝に合うことでグレーの円盤を回すらしい。
同じようで違うイグニッション スターター スイッチ
VINコードで確認したときは5-PINとなっていたのでEBAYで5-PINのものを購入しましたが、実際にバラしてみると7-PINであることが判明し7-PINのイグニッション スターター スイッチも追加で購入しました。 純正品と今回購入したイグニッション スターター スイッチが利用できるのか比較します。
純正品の上部の円盤はグレー、今回購入した円盤はホワイトです。
コネクタ及びピンの形状は共通のようです。
内部のスイッチ位置を確認します。 同じっぽい。
角度を変えてスイッチ位置を確認していきます。
円板の形状とスイッチ位置は問題なさそう。
ただ致命的な一点を除いて。 その致命的な場所は…
上部の突起が合わさる位置が異なるのです! だめじゃん。
ピンの数は異なってもコネクタ形状は一緒のようです。
でも、使えない。
EBAYで売られている商品を再確認しましょう。
私のDUCATOはWITH 1 WIDE PINの7-PINが必要でした。
①IGNITION LOCK BARREL STARTER SWITCH 7PIN (WITH 1 WIDE PIN)
年式によって?地域によって? 5-PINもあります。
②IGNITION LOCK BARREL STARTER SWITCH 5PIN
そして7-PIN全部がワイドPINというモデルもあるようです。
③IGNITION LOCK BARREL STARTER SWITCH 7PIN (WITH 7 WIDE PIN)
ニコイチ作戦
イグニッション スターター スイッチの円盤部分がどうやってもあわないので、バラして組み合わせることにします。 ニコイチ作戦です。
ハトメの頭をハトメの直径より大きなドリルでちょっと回してやれば簡単にはずれます。
EBAYで購入したものも同様にバラします。
はずれました。
裏側のスイッチを押すためのパターンは同じなのでなんで表面も同じにしてくれないのかと… (イグニッション スターター スイッチだけでなく一式で交換したら気にする必要ないもんね。)
絶対合いません。 ちなみに位置をあわせて試すとコネクタさした瞬間にスターターモータが回り続けたりします( ゚∀゚)アハハ
内部も一緒。7-PINでも5-PINでも同じ。
ニコイチのために内部の太さを測りますが3.0MMのドリル刃がちょうど良い感じですっぽり。
超極低頭小ネジを買ってきました。 本当に飛び出ないので無加工で問題なさそう。
ただし25MMでは長すぎ。本当は22MMくらいが欲しいけど、そんなのありません。
この状態でコネクタを差しても当たります。固定できません。
さぁ、どうする?
当たるなら削れ ということで削りました。
両方ともね。
もちろん飛び出た部分も2MMくらい削った気がします。
順番に元に戻してできあがりです。
結果
作業をした日はエンジンがかかりました。 もっと正確に言うとスターターモータが回って、一発でエンジンがかかりました。 でも翌日にはまたスターターモータが回りません。
犯人はイグニッション スターター スイッチでもなかったようです。 こうなったら怪しい箇所を少しづつ潰していくしかありません、
2007年式… 16歳だからね。
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