2022年12月のある月曜日の朝、キャンピングカーのディーゼルエンジンがかからない事態が発生。 症状としてはスターターモーターが回らない。 バッテリーが悪いのか? スターターモーターが壊れたか? それとも違う原因か?!
カチッ
12月の朝、イグニッションキーを回してもカチッっと音がするだけでスターターモーター(セルモーター)が動く気配がありません。 キュルッともいわず、そしてカチッともいわなくなりまして…。
金曜日の朝もスターターモーターの回り方が弱いなと感じていましたが「キュル」ともいわない状態まで急激に悪くなるとは考えていませんでした。 そう考えた理由は一年前にスターターモーターを交換するまで、エンジンのかかりが悪いなぁと思いながらも4年間もがんばってくれた純正スターターモーターの存在があったからです。 純正スターターモーターは10年もしくは10万kmが寿命だと思いますが、一年前に交換用したeBayで購入したHELLA印の商品は送料込みで当時3万円くらいだったのでどの程度のリビルト品だったのか今から思えば不安。
さて、まず疑うのはこの二つ。
- バッテリーが弱っている
- スターターモーターの故障
とりあえずは一番簡単に試せるバッテリージャンプから試しますが接続相手が軽トラだったから? スターターモーターが壊れてるから? スターターモーターはピクリとも動きません。 ちなみにFIAT DUATO X250の場合はバッテリーのプラス端子を出すためにフロアをめくらなくてもプラス端子はここにあります。
これがプラス端子です。マイナスはボディアースへ。
ちなみにカバーをあけると…
カバーの裏面は各ヒューズの番号。
カラフルなヒューズ
けっこう容量の大きいヒューズがささってます。
スターターモーターを交換した時のお話はコチラ
まずはバッテリー交換
FIAT純正のスターターモーターはFIATディーラーでは入手できません。 そのためeBayなど海外のショップからリペア品を購入することになりますが時間もかかるし安くも無いので、まずはAmazonや楽天ですぐに手に入るバッテリー交換から試すことになりました。
届いたバッテリーと車両から取り出したバッテリー。
これで3個目のVARTAバッテリーです。
VARTA 12V 110Ah 920A / 610 402 092 316 2 まったく同じ製品を購入です。
バッテリーを取り出したあとのバッテリーボックス。
新しいバッテリーを収めたところ。 電極部分にはカバーがかかっています。
結果はバッテリー交換でエンジンはかからず次はスターターモーターを試すことになりました。 ただ、世界中が12月でクリスマスやホリデーシーズンと丸かぶりの荷物が増える時期。 注文しても仕事納めまでに届かないとスターターモーターの交換はできず年末年始のお出かけは中止です。
捨てなかったスターターモーター
1年前に交換した際に純正スターターモーターは捨てずに保管していました。 エンジンがかかりにくいということで交換したので、完全に壊れてはいないはず。
自宅駐車場で動かなくなったので、整備士さんにお願いして自宅で出張修理です。
これは捨てずに取ってあった純正スターターモーター。
動くはずですが念のために黒い部分の内部の清掃とブラシの調整をお願いしました。 黒い部分の中は整備したり中のブラシを交換したりできるそうですが部品もないので簡易処置です。 なお、上の電極がついてるマグネットスイッチは整備できないそうです。
スターターモーターのギヤです。バッテリーに直接つないでギヤが飛び出て回ることは確認済み。
エンジンかからず。
交換してみましたが結果はエンジンはかからず。 スターターモーターはキュルともなりません。 新品(リペア品)が届かないと確定ではありませんが電気系統も怪しくなってきました。
スターターモーターの左側から撮りました。
スターターモーターに繋がるプラス線です。 バッテリーを外してから作業しましょう。
「The Motorhome Fun Club」というサイトにエアフィルター ハウジングの裏側を見下ろすとボディからエンジンまでアースがあるのでアース線をチェックしたほうがいいというコメントがありました。 腐食や破損があるかも?らしい。
Check out the earth lead, as you look down back of air filter housing there is an earth from body to engine, Its common for this lead to corrode and break.
見上げた(見下ろしてない)図です。
見下ろすと… コレか!
[RAP]リビルト品ブランドを展開する企業サイトにも動作時のバッテリー電圧についてコメントがあります。 ちなみに叩くと動くと言われるのはブラシが消耗して片減りしているときは叩くことで接触が良くなってスターターモーターが動くってことのようです。 叩いて動いても寿命はきてるので交換必須です。
車検も控えているので早く直さないといけません。困ったな。
コメント
こんにちは。以前ウォーターポンプ交換でコメントをさせて頂きました。始動不可、他人事と思えず色々サーチしてみたのですが、fiat ducato no crank no startで、イグニションスイッチ接点不良の事例もヒットしました。可能性として既に検討されましたでしょうか。おせっかいながら経過を案じております。
ju様
本年もよろしくお願いしまーす! 情報ありがとうございます。
さすがに2007年式で14年を過ぎると無傷では済まないですね。距離も10万キロ超えましたし。
整備士さんからもイグニッションスイッチ?イグニッションリレー?も予防交換したいな!
って言われたのですがどの部品かわからず入手しやすい方法から始めたんです。
今のところスターターモーターかな?と指摘されていますが電圧のドロップがあるとも指摘されてます。
そんなこんなで新しい中古車が欲しい今日この頃です。( ゚∀゚)アハハ
simejiswayさん
お返事有難うございます
>新しい中古車が欲しい今日この頃
そんな空気を感じたもので、、、。
(自分が250のトラベルバン買うにあたり、めっちゃ読み込まさせて頂きました)
キーシリンダのメカ部分を除く電気接点部分だけ簡単に交換可能みたいです。ご参考まで。
ありがとうございます。
イグニッションスイッチってキーシリンダお中の部品なんですね!
Youtubeでタイ?ベトナム?あたりの動画があったのは確認してました。
部品は見つけておくようにしまーす!
新しい中古車は欲しいですが去年あたりから続く故障を乗り越えれば
また安定して乗られるかな?って思ってます。