久しぶりにフィアット等の車両情報を見ることができるMULTIECUSCANをデュカトに接続します。 Windows用ソフトウェアですがMacでもMac上でBoot Campや仮想環境でWindowsが動作していれば大丈夫!
MULTIECUSCANをMacで使う
Windows環境と周辺機器の準備
MacへWindowsを使用する方法は2通りです。 ひとつはAppleが用意しているBoot Camp。これは切り替え時に再起動が必要です。 二つ目はMac上にもう一台パソコンがあるフリ(仮想環境)をしてくれるソフトウェアを使用する方法です。 私はMacBook AIR、MacBook Proともに仮想環境を作ってくれるParallels Desktop上でwindowsを動かしていますが特に問題はありません。 不安定になるのはMAC OSのメジャーバージョンが上がった時で、その時はおとなしくほぼ一緒にバージョンアップするParallels Desktopを買いましょう。
車両診断に使用するソフトウェアはMultiecuscanです。 最新版は4.6です。私の使ってるのは3.2ですけれども。体験版だとなにもできないので50ユーロを支払って有料版にしましょう。
車両(FIAT DUCATO)とMacBook Proの接続は「RS232C-USB変換アダプタ」を使用します。私はebayでiDiagnosticsが販売しているELM327改造済みアダプタを使用しています。 多くのELM327アダプタは改造しないとフィアットやアルファロメオには使用できないのです。 そうそう、MultiecuscanにはiPad/iPhone版も用意されていますがWi-Fi等で接続する際の改造済みのアダプタがないかも。 iDiagnosticsに確認したらそのうち出すよという返事だったので、そのうち買おう( ゚∀゚)アハハ
COM(RS232C)- USB変換アダプタなので間に変換チップが入ることによる機器同士の相性もありそうですし、さらにUSB-AをUSB-Cに変換する必要があり、結果として車両とパソコンの間に変換アダプタが2個も間に入るなんて通常は嫌な予感しかしません。
下記で私は使用しています。
・MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
・macOS 10.15.4 Catalina
・Multiecuscan 3.2 REGISTERED
・NEW Diagnostics Italian Cars Fiat Alfa ELM OBD2 cables adapters MULTIECUSCAN
・エレコム DST-C04BK
接続の準備
iDiagnosticsのOBD2ケーブルです。
パソコンとの接続はUSB-Aタイプ。
MacにParallels Desktopを用意し、仮想環境上にWindows10をインストールして、そのWindows10にmultiecuscanをインストールしています。 私の場合はBoot CampではなくParallels上で動かしています。
このMacBook ProはUSB-CしかないMacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)です。 ebayで購入したmultiecuscanで動作するように改造されたiDiagnosticsのケーブルはUSB-AなのでUSB-C→USB-A変換が必要です。 EBAYでもまだUSB-CタイプのELM327はなさそう。
USB-Aへの変換はエレコムのDST-C04BKです。
ちょっと古い商品ですが、そもそも相性問題なんて考えてなかったしね。
FIAT DUCATOの接続口はココ。
こんな感じね。
設定する
DUCATOとMacをアダプタで接続し、パソコン側でちゃんと認識されるとWindowsのデバイスマネージャーにCOMポートが現れます。 この場合は「COM3」が割り当てられました。
USB Serial Port (COM3)のプロパティを設定します。規定値から一番上のビット/秒だけ38400にしました。9600あたりが良いのかもしれません。
次にmultiecuscanを起動し、左下のSettingへ進みます。
Interfacesタブと進みます。
使用するアダプタの種類とCOMポートを設定し、Scan For Interfacesを実行します
成功するとこんな感じ。
次にTestです。
テストが成功したらこんな感じ。
これでパソコンとmultiecuscanの接続準備が完了です。 車両の年式などから詳細を選択して右下の「Connect」で接続です。
エラー記録あり!
久しぶりに接続したのですがエラーが記録されていました。日付まではわからないのでやっぱりマメに見てあげないとダメなのね。
P250A ENGINE OIL LEVEL SENSOR
エンジンオイルのレベルセンサーエラーです。 そのまんまですね(^▽^;) エンジン温度はともかく回転数低い…。 「オイルが少ない」ってエラーではなくて信号を受信していないというエラーなのね。
ERROR DETAILS:
Engine temperature: 72.0 °C
Engine speed: 138 rpm
Fuel quantity: 0.0 mm³/I
Gas pedal position: 0.00 %
Fuel pressure: 287 bar
Boost pressure: 1020 mBar
No help available
The reason for this fault is that ECU did not receive signal from the sensor. The fault is not detected now, but it is stored in memory. Clear fault codes, and observe for future appearance of the same fault. Dashboard warning light was not activated for this fault.
この故障の原因は、ECUがセンサーからの信号を受信していないことにあります。間違いは今検出されませんが、それは記憶で貯えられます。欠陥コードを取り除き、同じ欠陥の将来の出現のために観察して下さい。ダッシュボードの警告灯はこの欠陥のために活動化しませんでした。 (翻訳DeepL)
OBDのエラー番号は定義されているのでP250Aのエラーの内容を調べることができます。
P250A Engine Oil Level Sensor Circuit
Symptoms of a P250A trouble code may include:
Engine may not start
Low oil pressure gauge reading
Service engine soon light illuminated
Check engine light illuminatedP250A Engine Oil Level Sensor CircuitHow to quickly diagnose and repair, and causes of a P250A electrical code which indicates a malfunction in the engine oi...Copyright OBD-Codes.com
P0335 RPM SENSOR
このエラーは何度も出ているのでセンサーを交換したいな。 エンジンのかかりが悪いのもこいつじゃないかと疑ってます。
ERROR DETAILS:
Engine temperature: -1.5 °C
Engine speed: 184 rpm
Fuel quantity: 0.0 mm³/I
Gas pedal position: 0.00 %
Fuel pressure: 357 bar
Boost pressure: 1008 mBar
Anomaly on the revolutions signal. Check the following:
– Harness
– Continuity and resistive value of the sensor
– Check the insulation of the grounding wires
– (by an oscilloscope) signal emitted by the sensor, the engine being started on or in starting attempt
NOTE: The fault may also be shown in case of engine not running or if the operator did not attempt the cranking.
The reason for this fault is that ECU has received invalid signal from the sensor. The fault is not detected now, but it is stored in memory. Clear fault codes, and observe for future appearance of the same fault. Dashboard warning light was activated for this fault.
このフォルトの原因は、ECUがセンサーから無効な信号を受信したことにあります。間違いは今検出されませんが、それは記憶で貯えられます。欠陥コードを取り除き、同じ欠陥の将来の出現のために観察して下さい。ダッシュボードの警告灯はこの欠陥のために活動化しました。(翻訳DeepL)
P0335 Crankshaft Position Sensor A Circuit Malfunction
A P0335 “check engine light” code could be caused by:
Damaged CKP sensor connector
Damaged reluctor ring (missing teeth or not turning due to sheared-off keyway)
Sensor output open
Sensor output shorted to ground
Sensor output shorted to voltage
Failed crank sensor
Broken timing belt
Failed PCMP0335 Crankshaft Position Sensor A Circuit Malfunction Engine Light CodeDetailed information on troubleshooting and repairing a p0335 automotive trouble code which refers to a malfunction in t...Copyright OBD-Codes.com
P0520 OIL PRESSURE SWITCH
え?現在進行形? 無効な信号っぽい値が並んでます。 エラーリセット後には再度出ていません。
ERROR DETAILS:
Engine temperature: -1.5 °C
Engine speed: 0 rpm
Fuel quantity: 0.0 mm³/I
Gas pedal position: 0.00 %
Fuel pressure: 385 bar
Boost pressure: 1008 mBar
Engine oil pressure sensor/switch circuit
The reason for this fault is that ECU has received invalid signal from the sensor. The fault is present now. Take appropriate action to fix this sensor fault. Dashboard warning light was not activated for this fault.
このフォルトの理由は、ECU がセンサーから無効な信号を受信したことです。フォールトは現在存在しています。このセンサーフォルトを修正するために適切な処置を行ってください。ダッシュボード警告灯は、このフォルトでは作動しませんでした。(翻訳DeepL)
P0520 Engine Oil Pressure Sensor/Switch Circuit
Potential causes of a P0520 code include:
Faulty engine oil pressure sensor
Excessive resistance in the oil pressure sensor circuit
Short in the circuit to/from the oil pressure sensor and/or PCM and/or ground
Faulty PCM (less likely)P0520 Code Engine Oil Pressure Sensor/Switch CircuitCopyright OBD-Codes.com
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